わたしが住む団地の北側を片側2車線の道路が走っている。
その道路の両側の歩道には桜が植えられ、2キロ弱の直線の道沿いに30メートルに1本と桜並木の景観をつくっている。
この道にはさくら通りと命名されているが、わたしは秘かに「外食通り」と呼んでいる。
ガスト、藍屋、民藝、COWBOY、名前不詳のイタリアンと大型店がわたしの団地から見て右側に並んでいる。どの店も20台程度の駐車場を併設している。この道路には中華料理店、ラーメン専門店がある。
わが街の不思議の一番目はこの狭い地域に五軒の大型食事店が分布している光景である。
反対側の歩道沿いにはおそば屋さん、喫茶店が2軒、洋菓子店と地味であったのが、この通りで一番大型の店舗が建築中である。
今日封筒入りのチラシが郵便ポストに入った。
大手洋服店が来週末に開店するそうである。
ようやく、地味目の通りに、まがまがしい大型店が君臨することになる。同じ洋服屋さんが500メートル離れたところにあるのだが、この立地が気に入ったのだろうか。
実はこの左側の歩道沿いは商売を止める店が多い。
右側は大手の商売向きなのだが、左側はどうなるのか。
さて、この左側の道路沿いに不思議なお店がある。
昨年暮れに開店した陶器店である。
月2、3日しか店を開けないのである。
わたしも陶器に興味があるので、入ってみようと通るたびに見ると、
「今日は休ませていただきます」と、看板を掲示しているのだ。
余ほど資金がないと、商売は日銭を稼がなければならないはずなのだが、このお店はなんなのだと思っている。
わが街の不思議ではなく、わたしが有している不思議なのである。