オンライン学習講座の課題には四問択一問題に含めてレポート提出が加えられた。

 レポート課題は「日本中世における自由・平等・平和」である。その問題には三つのキーワードを入れなければならない。

 「所有権の未成熟」「熊谷直実」「人口の増加」である。

 つまり、講座を聞いていなければ解答できないのである。

 わたしは網野善彦さんの中世の理解をさらに深めるために受講したのだが、講師の本郷和人さんの考えは網野さんを否定するものであった。

 網野史学の批判はあると思っていたが、網野史学の基本「漂白民の自由」が否定されていたのである。

 これが学問の世界であるので仕方がないが、かなりがかっりした。

 それでも、本郷さんが言ったことも理解できる。

 気持ちが定まらなかったが、とりあえず本郷説を前提にレポートをまとめることにした。

 心の中では網野さんに謝りながらではあるが。