けやきとあのさくらの葉が光り輝いている。
若々しい葉がつややかに光を放っている。
その一瞬の輝きは、この季節でなければ見ることはできない。
のんきに上を見上げなければ確かめられなかった。
葉の若さはいままで確かめたことがなかった。
暖かい陽が葉にあたる。
まだ薄い葉は柔軟で薄い。
光が葉の表面で乱反射して、わたしの目に飛び込んでくる。
若葉のオーラは不思議なほど自然の力とマッチングしてわたしに伝わってくるのである。
樹木は不思議な力を持っている。
数十年経っても、春になれば花を咲かせ、葉を繁らせ、幹の老化を感じさせない。
無理して若作りしているわけではない。
自然の法則に従って、自分の生命を表現しているのであろう。
植物と動物の違いは歳であろう。
動物は老化がはっきりわかる。植物は老化に左右されない。
動物は歳を経るごとに責任が重くなり、植物は歳を経ても常に動かず変化は感じられない。
同じ生物なのだが、どこか違う。