わたしの誕生日が近づいてきた。
わたしは、わたしのことは語らない。
誕生日は母親ですら忘れてしまい、多少ショックを感じたこともあったが、わたしは知人の誕生日を祝うことは好きなので、ここ6年は祝ってきた。
そんな中の知人が、わたしの誕生日を祝いたいと連絡してきた。
祝ってくれる人がいると言うことだけでも幸せだと思わなければならない。
で、誕生日は過ぎてしまう指定日に訪問することにした。
それにしても、春の雨は元気である。
さくらはほぼ7、8分咲いているのに、雨は降り注いでいる。
それでも、さくらの花びらは一輪として落ちない。
花弁は1週間の寿命を持っているがゆえに、それまでは生き続けるのかもしれない。
生き続けるさくらを見ていると、心が晴れる。
室内にいても、靴下をはかないで済む春になった。
春の雨は暖かいのである。