わが街から千葉に越していた友人が、札幌に移住することになった。
岡山の倉敷が誕生地であるので徐々に東に向かっているわけである。
人柄がよく、このまま別れるのは切ないので、わが街の住人と相談し、3人で送別会をすることにしたのである。
東京のよさを、日本橋たいめいけんで体験してもらおうと、わたしが会場を決めさせてもらった。
幹事のわたしは責任上、スムースに会場まで引率する必要があると考えていたため、約束の時間より30分早く地下鉄日本橋駅に着き、目的地を探した。しかし、出口が閉鎖されていたため、他の出口から地上に出た。わからない。約束の時間は迫ってきた。
あきらめて、駅員さんにたいめいけんの行き方を聞いた。
よくわからないうちに、3人が姿を見せた。
4人いれば、一人は聞き上手がいる。
無事に到着した。
2階を予約しているとは誰にも言っていない。
わたしはさっさと2階に上がるために店内に足を踏み入れ振り向くと連れはいない。
なんと、1階のフリースペースに並ぶ列の最後尾に3人は並んでいたのである。
何とか注文をし、落ち着いたところで引っ越しの話、市役所の話など送別会らしくなってきた。
そこへ、料理が運ばれてきた。
舌鼓を打ちながら、食べる。
ワインを飲む。
話が弾む。
驚いたのはメインが終わったら、デザートだと思っていたのが、なんとラーメンが出てきたのである。
4人とも量に驚いたが、味のよさがあったので、完食。
3人からは餞別の品としてモヘアの暖かい帽子を贈った。
東京駅まで歩き、丸の内口で記念撮影して別れた。