1枚の年賀状に、1月末に北海道札幌に引っ越します、と書いてあった。えっと思ったが、松の内は放念しておいた。
しかし、放念しっぱなしには出来ないので、共通の友人に連絡した。
「3月末ではないんですか」
と、見当違いのことを言う。
わたしも読み間違えたと思い、年賀状を手にして確認した。
やはり、1月末と書いてある。
友人は本人にメールを送り、1月27日引っ越しを確認した。
引っ越しする人間の意思を尊重して日本橋で送別会を開くことにした。
そこで、わたしは引っ越しする人間の共通の友人も誘うことにした。
その人は昨年末に職場を退職した人である。
職場を退職した人、引っ越す人。
キーワードは送別である。
両人の歓送会を考えたのである。
つまり、わたしから考えると、もう2度と会えないかもしれない、と言う思いがよぎったのである。
きちんと会い、きちんと送別会をする。
一回一回の出会いに決着をつけておこうというわけである。