本書は2007年7月10日にちくま文庫から刊行された。
2012年5月5日に第三刷されているので、読者はこういった体裁の本から徒然草、方丈記に入っているのだろう。
本の特徴は、原文から入るのではなく、段ごとにまず口語訳から入り、原文・注釈と構成されている。
わたしは高校時代古文の教師が嫌いだったので教師=古文と言う図式で古文を熱心に学習しなかった。
それで、いまや学習の門をたたいているので、若気の至りとはいえ損をしたものである。
口語訳から学ぶと、内容にはスムーズに入り込める。
その後、原文を読み、注釈で古文を確認する。
ところが、こういう生き方こそよいと言う原文の内容が複雑に説明されているので、口語文だけではなかなか理解を促進してくれない。原文からきちんと理解しないとこの人生訓の本質には触れもできないのであろう。
1回の通読ではほとんど理解できないのであろう。
たとえば、徒然草では生死のことを4段にわたって論じている。
同じようなことを言っているはずなのだが、言い方が違うので、その本質を読み取ることができない。
わたしは、「つれづれなるままに」本書と格闘を来年まで続けることになる。意味が多少でもわかったならそこのところを書きたいと思っている。