寒さと雨の中、仕事に行くつもりだったが、現地で落ち合う相手からメールが入った。
「風邪を引いてしまい、今日は休みたい」と。
わたしも雨の中自転車に乗るのはやだったため、
「日を代えましょう」と、返信した。
じっくり、昨日やたらと紙詰まりばかりした年賀状印刷に取り組んだ。
プリンターに激を入れたら、なんとスムースに刷れる刷れる。
1時間で仕上がってしまった。
郵便ポストに投函しがてら、年末年始用に本を借りに図書館に寄った。
和田はつ子さんの料理人季蔵捕物控シリーズの6冊と夏目漱石の『漱石・子規往復書簡集』「漱石日記」である。
実は昨日まで小林秀雄さんの読書に関する本を読んでいた。
名文の作家の本を読みなさい、さらにそういう人の全集を読みなさいと書かれていた。
こりゃ、徹底的に漱石の書いたものは読まなければならない、と殊勝に思ったのである。
小林秀雄さんは難解である。したがって、読むのをやめていた。
しかし、いまわたしの座右には小林さんの名著『無常といふ事』が置かれ読み返している。
読書の本の中に、国語の試験問題を小林さんの娘さんが、この問題の例文の意味が分からないと小林さんに言う場面が出てくる。
小林さんはその問題文を読む。悪文であると思って、わからないと書けばいいと小林さんが娘さんに言うと、娘さんはこの例文はお父さんの書いたモノよと言う。この人間味がいい。