本書は平成23年5月30日に角川書店から刊行された。

 筆者は北海道札幌市生まれであるそうな。

 あのアウトロー作家の東直己さんも札幌生まれである。

 サッポロは楽しい作家を生み出す環境があるのだろう。


 本作は地縛霊をモチーフにしている。

 てふてふ荘は保証人不要で、権利金敷金なし、家賃は1万3千円で最初の1か月は家賃ただと大家さんから説明を受ける。

 てふてふ荘は6室あり、住人は3人いる。

 その空き部屋に恋をしないと決めた若者が流れ込む。

 入居した若者は翌朝、枕元に可愛い女性がいることに驚き、その女性が地縛霊であることを知る。

 若者はその女性との触れ合いで徐々に自信を取り戻す。

 残りの部屋にもこの世から離れられない地縛霊がいるのである。

 住人と地縛霊は面白おかしく交流する。

 住人が触れると、地縛霊は天国に旅立つことができる。

 このことによって、地縛霊は人魂、人魂気配を消す。

 問題は大家さんも地縛霊であったのである。

 「てふてふ荘」が大家さんの地縛を解くカギになる。

 バタフライショットで6個の玉を落とす。

 これが大家さんの地縛を解くのである。

 住人は必死にビリヤードの腕を上げようと努力する。

 そして・・・