海路の日和あり、はゆったり待てば幸運がきたるということであろう。

 姉がハウスメーカーとの契約を解除する決断をして、かれこれ1か月たった。

 ようやく解除の文書がハウスメーカーから送られてきた。

 姉の主張が100%と通ったと思ったので、署名捺印して送るように私は判断した。

 そして、10分後に信頼が置けると姉とわたしが判断した建築会社の会長が姉の家を訪問してくれた。

 わたしと姉はこの会社に建築依頼をしたかったが、予算と400万円違っていたため、わたしは姉の用意している予算はこれだけなので何とか考えてくださいとお願いした。

 その答えが今日出ることになったのである。

 予算に合わせ、建坪面積を減らし、建築工法も変えたが、室内の建材はほとんど変えていない。

 信頼できるとわたしは直感した。

 このようにして、この建築業者に姉は依頼することにした。

 無駄な2か月だったが、施主の姉は成長したと思う。

 わたしは午前10時からの打ち合わせに臨んだが、帰宅したのは午後6時前であった。

 正式契約前に、姉にはもっとわがままになるように言って、雨の中帰宅した。