大会初日の女子マラソンで福士加代子さんが2時間27分45秒で銅メダルを獲得し、4位に木崎良子さんが2時間31分28秒で入った。
世界陸上は個人がその競技の勝負をかけて挑むものである。
70人以上が参加した女子マラソンで、日本は二人入賞したことになる。
世界の長距離トラックで日本を引っ張ってきた福士加代子さんが、マラソン挑戦に2度失敗しながら、世界陸上のマラソン出場を果たしすごい結果を出した。
福士加代子さんの才能を磨き上げてきた努力に敬意を表したい。
その福士さんでも、トラックでは表現できなかったパフォーマンスを女子1万メートルで新谷仁美が見せてくれた。
残り500メートルのところまで新谷さんはレースをリードし、5位入賞を果たした。
優勝したエジプト女性は最後の400メートルを55秒で疾走した。新谷さんは67秒であった。12秒のスプリント力が新谷さんの課題になったわけである。
しかし、9500メートルの地点まで、世界陸上の舞台で日本女子が映像に残ったことは奇跡である。
福士さんと同様、新谷さんの世界に挑戦するのだとの意志の強さを感じた。
新谷さんはレース後涙を見せていた。勝負へのこだわりがある以上、新谷さんのこれからが楽しみである。