今日の午前にNHKアーカイブスで1983年放送の『アンダルシアの虹 川(river)』を再放送していた。
スペイン好きのわたしは、アンダルシアと聞けば、フラメンコを連想してしまう。
この作品は映像の詩人と言われた佐々木昭一郎さんの原作、演出で作られたそうだ。
中尾幸世さんを起用し、ドキュメントのような映像を創りあげていた。
ピアノ調律師の栄子が、ジプシーの音を訪ねる旅で出会うジプシー一家との出会いと別れの物語であるのだが、栄子は出会ったジプシーの手や顔をスケッチする。
えー、天は三物も与えるのかと驚嘆した。
栄子は美人、ピアノの調律が職業、そのうえに絵も描く。
脚本上は栄子は調律師、その役をこなす中尾さんはイラストレイター。つまり、現実と脚本が混然一体として映像の中に取り込まれてしまったようなのである。
1983年にジプシーの宿命をきちんと理解したうえで、音を探す日本人の女性を絡ませる。どこまでも深く人間を考えさせる映像であった。
youtubeに行けば「アンダルシアの虹」か「佐々木昭一郎」か「中尾幸世」かで映像を見ることができる。
ぜひ、ご覧あれ。