本書は1993年11月25日に光文社「カッパ ハードカバー シリーズ」の一冊として刊行された。
筆者曰く官製バブル崩壊後の日本に危機感をもって書いたのであろう。
筆者は経済評論家であるが、わたしは内橋さんは経済を切り口にした社会評論家であると思っている。内橋さんの視点は人間であるからである。
本書は、大量生産・大量消費・短サイクル・大量廃棄のビジネスモデルが招いてしまったバブルそして崩壊をどのように回復させるかのプロセスを提示したもである。
筆者は、「モノと人と時間」の三者間に新しいあり方を見ようとする思想の台頭と「コストダウン」から「コスト回避」への価値転換に実例を挙げて説明し、大量生産・大量消費・短サイクル・大量廃棄を否定する。
本書を知る人はいまは少ないと思う。
内橋さんの思想を知ることが真の景気回復を願う人の力になると思い紹介した。