今日も蒸し暑い。

 少し歩くと、じわーっと汗ばむ。

 不快度はうなぎのぼりである。

 久しぶりに地元一番店の本屋に行った。

 今週は外出が多く、結構あわただしい1週間になった。

 国立大学が数百メートルのところにある、この書店はこの地域に私が小学5年生の3学期に都内から越してきて以来の付き合いである。

 まず、漫画の月刊誌、続いて、漫画の週刊誌、中学高校の参考書、大学の文芸書と、わたしの成長に合わせて、本を提供してくれた。

 いまのように、図書館中心の読書とは当時は全く違っていた。

 自分の本は買うものと思っていたのである。


 休日のせいか、老若男女地元の人らしい多くの人が本選びをしていた。

 女性誌のコーナーに女性が群がり、文庫本、新書本のコーナーには老若男女がちらほら散在していた。

 わたしは文庫本の新刊さがし。

 文庫本の装幀はカラフルに、漫画チックに、イラストチックが圧倒的に多い。平積みを見ていると、それらの本の著者の名前は聞いたことがない、見たこともない。

 時代から取り残される、老人の自分を意識する。

 上田秀人さんの『奥右筆秘帖 決戦』を購入してきた。