姉がいまある家を壊し、新しく家を建てると言う。

 最初は、都心のマンションに移るつもりでいたが、都心のマンションを購入すると財産をほとんどすべて投入するため、有料老人ホームに入るのが難しくなると考えたようだ。

 そこで、築37年になる父母の労苦に感謝しつつ、平屋を建てようと考えたわけである。

 マンションに移るか、いまの場所に新しい家を建てるか、悩んだそうである。

 弟のわたしは、姉の考えに沿って動こうと思っていたので、マンションのときもいいと言い、家を建て替える時もいいと言っている。

 いろいろと話は聞いていたが、動けない。

 そこで、住宅展示場へ行き、次のステップに動かそうと考えたわけである。

 姉はきちんと話を聞きたい住宅メーカーを考えてきており、そのメーカーのモデルハウスを訪ねた。

 1社目は女性が受付をしており、丁寧に案内してくれたのち、姉の質問に丁寧に答えてくれた。2時間かけた。

 もう1社は、姉の本命の会社であった。

 ここでは。30代の男性が対応してくれた。

 丁寧さは女性と同じ。

 ただ、こちらは姉の要望に対して簡単な見積もりができると言った。

 モデルルームを一巡してから話し合った。

 見積もりをしてもらい、あまりの高さにわたしはあっけにとられたが、姉は動じず、最後まで和やかに話して終了。


 驚いたのは、モデルルームは建坪150坪から200坪であるのである。

 こんな家は、応対した人に聞いたが2社目の家が13年間で2件売れただけであった。

 大邸宅を見て、夢を持ってもらう狙いがあるのであろう。

 わたしは建売を買ったので、注文住宅に取り組む気持ちはわからない。

 当分、姉について家づくりのノウハウを習得しようと考えている。