2週間前からランチを友人と約束していた。

 2人とも会席料理がいいと言うので、その意見を尊重することにした。

 2人とも、母であり、市役所の職員であるので、ディナーはだめなのである。

 わたしは指定された店に12時前に着いた。

 約束は午後12時15分である。

 早めに行って注文し、席をとっておこうと思ったのである。

 のんきな2人は何も考えていないにちがいない。

 わたしは1か月以上会っていないので、できるだけ一緒に食事を楽しむ時間を確保したいと考えたのである。

 あれー、店のシャッター閉まっている。

 シャッターの中央に紙が貼られている。

 「本日は定休日です。またのご来店をお待ちしております」

 とっさに浮かんだのは、

 「あの2人を信じていたんだが、定休日とは」

 だった。

 そこに電話。

 「アンクルさん、自転車の鍵が開かないんで格闘中です。あっ開いた。これから行きます」

 「大根の花は定休日。近くのオレンジ・ハウスに変更。自転車置き場のある裏手で待っている」

 「了解」


 こうして、和風会席が洋風のランチに変わってしまった。

 2人はエビフライとコロッケのランチ、わたしはカレーライス。

 この周辺は火曜日・水曜日は定休日が多いことを認識した。

 結局、わたしの近況を報告するだけで、約20分のランチタイムはあっけなく終わったのである。

 次回の和風ランチを約束してあわただしいランチは幕を閉じた。

 それにしても、毎日休みのわたしはすべての人、店は働いており、わたしのために存在してくれていると思い込んでいた。反省。