本書は2013年3月10日に青弓社から出版された。

 少しは、現在の人間を理解しようと書店に行った。

 目についたのが本書。

 有名な「銀座の母」と呼ばれる占い師がいる。

 銀座の裏道に大きな看板が出ている。

 母である以上占ってもらいたくておとづれるのは、若い女性が多いのではないか。


 本書の著者は文化人類学と宗教人類学の大学の先生。

 面白そうなので買った。


 本書は4章立て。

 第1章いまどきのうらない

 テレビ、雑誌の占いをざっと見せて、女性、若者になぜうけるか解説する。

 第2章占いは何をしているのか

 「わけ」を言うことで、世界の説明、人生の説明、わたしの説明、つまり偶然の説明をしている。

 第3章人はなぜ占いを信じるのか

 「わけ」は高次の論理階型を設定、措定する。その論理階型の存在を示すと人は納得してしまう。

 第4章女性、若者と占い

 「男はギャンブルに走り、女は占いに走る」を徹底的に分析し、具体例を挙げながら論証していく。

 結論は、「自分を見つめろ」「個性をもて」と言われ続けてきた「私」に

手軽にそっとささやいて、広範囲に教えてくれ、断言してくれるのが占いであるとしている。


 起承転結のはっきりした本であった。