花見の日。
わが街の桜フェステヴァルは4月6日から。
しかし、桜は2,3日前から落ち始めている。
それでも満開の風情は、今日も保ち続けている。
そんな桜の花見の日。
一人は、葛飾区から一人は世田谷区から、わたしの見事な桜並木の言葉でやってくる。
今日は寒い。
公演でシートを敷く花見はやめようと思ったが、葛飾と世田谷から足を運ぶ人間のことを思うと、近所の店に連れて行くことにも躊躇した。
場所は、わが家しかない。午前10時になって、受け入れ準備を始めた。もう2年近く人を入れなかった住居である。
掃除機だけでは済まない。ぬれぞうきんが必要になる。
トイレは特に清潔にしておかねばならない。
予定の1時間前には何とか受け入れ大丈夫な状態にできた。
駅まで向かいに行く。その前にせめて晩飯代わりにお寿司を用意しておこうと気が回り、お寿司屋で買い物。
寿司屋もこの桜に合わせて桜の花びらを添えた鮨を作っていた。
準備万端。
二人は遅刻しない人間だから、わたしは信用している。
予定の時間前に集合、
駅を出たとたん、二人は
「わーすごい」
すっかり桜の満開に圧倒されて感嘆符。
歩くたびに感嘆符は連拍される。
町並みの落ち着きと桜との調和に驚き、桜並木が1.5キロにまで続くことに驚嘆する二人。
その南北に続く桜並木だけでなく、東西に続く桜並木に案内すると二人は前後に視線を変えて見入る。
また来たい、といったふたりのことばがわたしにとって招待の甲斐を感じさせたものとなった。