写真は、東京駅丸の内側江戸城後の一角に鎮座する楠正成像である。
後醍醐天皇のために働いた功を愛でてか、田舎者が、皇居の前で勇ましい姿をいまもあらわにしている。
わたしは、小学校に入る前に父親に、楠正成像、二重橋、西郷隆盛像と見て回った。
今日は一人で、楠正成像を見た。
あのころと同じで、格好良かった。
しし、この像の周りにはカップルがいて、わたしはこのショットを撮るのが精いっぱいであった。
たぶん、楠正成のことなど知らないのであろう。
キスに余念がなかった。
ほとんど人が寄り付かない場所である。
わたしは、楠正成は天皇に対しては忠臣であったと思う。
その人が皇居に向かってある行為によってその思いを表現しているのであれば、いちゃつくことはできない。
数十年たって、平気で楠正成像の真下で愛の交換をする複数のカップルを見て、わたしは早々にその場を離れた。
12日午後5時25分であった。
