3月11日が来れば、東日本大震災から丸2年になる。
テレビはようやく被災地のいまをテーマにした番組を流し続けている。
どの映像からも復興中であるとのいまを撮れないでいる。
東日本大震災後からマスコミも民主党政権も被災地自治体も「復興」を声高に掲げていた。
復興とは復旧した後の言葉であるとわたしは思っていた。
元に戻すことがまずやらなければならないことである。
仮設住宅から電気・水道・ガスが普段どおり使え、仕事があり、保育所、学校があり、近くには商店がある。普通の暮らしが戻っていることが復旧なのである。
復興とはその基盤の上に、大津波に対しての備えをなした街づくりであろう。
復旧と復興の定義をきちんとしない限り、生活を戻すことはできない。
言葉によるまやかしはあってはならない。
いまは、普通の暮らしができるところに焦点を当て、それを全力を挙げて国と自治体が援助するところから見直してもらいたい。
仮設住宅をなくすことこそ、生活者にとって待ち望んでいることだと思う。個人と向かい合い、仮設住宅から自立生活への支援こそ、復興への道ではないだろうか。