北杜夫は大好きな作家であった。

 いまはというと、わからない。

 『どくとるマンボウ航海記』『どくとるマンボウ昆虫記『』どくとるマンボウ青春期』は、わが青春のときの愛読書であった。

 その後、わたしは北杜夫さんが歌人斉藤茂吉の息子であることを知った。

 北さんが1998年に『斉藤茂吉伝』を執筆した。


 短歌に興味を持つと、とりあえず斉藤茂吉を読むことになる。

 少し読んでみたが、茂吉の歌は、確かにいい。

 とくに、母親の死の前後の歌は、心を打つ。


 その茂吉を知るには、北さんの本を読むのがいいと思った。

 父茂吉は、神経質で小心で頑固。そういう、家族でなければ確信できない茂吉の人間性から、茂吉の歌を読み解く。

 このような息子を持った斉藤茂吉がうらやましくなった。


 まだ途中なので、このあと感想を言ってみようと考えている。