2013年2月9日に銀座に出かけた。
銀座コリドー街にある銀座アートホールで開催されている
「がれきに花を咲かせようプロジェクト」の作品展を見に行ったのである。
がれきはコンクリートの破片が多い。
その破片に春夏秋冬に咲く花を描いた作品である。
描いたのは福島県立保原(ほぼら)高等学校美術部のメンバーである。
なぜ、美術部のメンバーががれきに花を咲かそうと考えたのか。
人はさまざまに想像していい行動である。
廃棄物になっているがれきに花を描く。
咲く花は美しく、生命の願い、希望の象徴である。
美術部のメンバーは、その生命の輝きをがれきに描くことで、
明日への勇気、希望、元気、明るさを訴えたかったのであろう。
若者のすごい発想力である。
花をがれきに描くことは2011年4月から美術部が始めた。
がれきを美術部顧問ががれきを洗う。放射性物質を除去するという手順をきちんと踏んでから生徒に渡された。
若者たちは、2011年5月23日に東京電力福島第一原子力発電所で復旧作業に従事している作業員にあてた絵手紙を届けた。
さらに、12月には福島県内のすべての消防署、自衛隊部隊にクリスマスカードを届けた。
2012年5月には福島第一原子力発電所に絵手紙のパート2を贈った。
若者たちは自身も体験した震災経験を受け止め、乗り越える心があったのではなかろうか。
若さのまぶしさを感じる。
しかも、その心は、復旧に携わる原子力発電所の作業員、消防署員、自衛隊員にまで及ぶ。
上の写真は3年生のメッセージ
若者の純粋で前向きの心が、
花がれきの作品には込められていた。
その純粋さが伝わってきた。
郷土に共に生きる人を元気づけたい、明るくしたい、
社会の基本をこの災害で若者は理解し、いま自分たちができることをなした。
ありがとう、福島の若者。

