絶望を広辞苑で引くと、

 望みのたえること。希望を全く失うこと。

 と書いてあった。

 

 となると、絶望の反対語は希望か。

 希望とは、

 あることを企て、その達成を望むこと、とある。


 望みとは、

 願い、願望、希望、とある。


 わたしは、絶望の反対語は願望ではないかと考えていたのである。

 希望より願望が、人間の真の望みにふさわしい言葉だと思うからである。

 

 希望は、いつでも、どこでも思っていい望みである。

 願望は、その人が深く考え、その人にしかないひとつの望みでありような気がする。


 絶望をばかり感じずに、願望を実現できる社会が、絶望のことばを死語にできるのだが。