まだ今日は終わっていないけれど、偶然の力の存在を信じた。
今日は金曜日だと思っていた。
というのは、市役所で働いている知り合いがいるので、昨日、メールした。
ところが、その人は、知り合いに不幸があり、金曜日は告別式があるので休む、と返信があった。
なぜか、というのではなく、曜日の感覚がゼロになっているわたしは今日は金曜日と思い込んでいた。
本来ならば、ごみの収集で曜日を確認するのだけれど、それすら念頭になかった。
あっ、今日は市役所に税金やら保険料を納めに行かなければと思い込んでいた。
午前中は体が動かない。
昼食を食べ終わった途端、市役所に行かなければの気持ちが体を押すではないか。
昼前にスーパーに買い物に行き、雪解け状態を見ておいた。
自転車に乗れるかどうかでの見極めをしておいたのである。
乗れるがその時の判断であった。
自転車に乗り、市役所まで一直線。
支払窓口でお金を出した瞬間、見知った顔が近づいてきた。
手を振るが、相手は気がつかない。
「おい」と言うと。ようやく気がついた。
耐震工事中のスペースは様変わり。
「会計のOOさんはどこへ行ったのか」と聞いても、
「さあ・・・」
と言うだけ。
突然、仕切りで囲まれた一角から、
「アンクルさん、わたしはここですよ」
と、懐かしい顔が出てきた。
顔見知りに合わなければ、立ち止まって話をすることもなかったし、懐かしい顔にも出会わなかった。
偶然とは、摩訶不思議な力である。