旅の道連れ、お土産のゆくえをはっきりさせないと、旅は終わらない
まず、千枚漬け3つは、イタリア観光をした人、わたしの妹(実のではない)、娘(実のではない)に生八つ橋を追加して渡した。生八つ橋は、熟女には漉し餡、娘にはチョコレートと年齢によって配慮した。
千枚漬けにしたのは、妹が希望したからである。
お土産相手のニーズに合わせる努力も、旅の道連れを選ぶ際の最重要な要素になるのではないか。
3人とも、お土産を渡した後の、わたしの土産話をうれしそうに聞いてくれた。
千枚漬けを土産にした、本当の理由は、実の姉の存在である。
高校時代からわたしは、姉の援助で旅をしたり、スキーをした。行った先で、姉に土産を買ってくるのだが、喜ばれたことは一度もない。
姉はわたしが高校の修学旅行で買ってきた千枚漬けを喜んだ記憶が残っていた。
そこで、千枚漬けを、今回の小旅行のお土産にしようと考えていたのである。
賞味期限が24日まで。
連絡が取れなかったが、こういうとき、あきらめのいいわたしだが、連絡を取り続けた。
姉の自宅には、自転車で行く。
最近、道の途中にある急で長い坂が、わたしの気を弱めさせる。
姉は喜んだ。
しかし、旅の話は一切なし。昔も今も、姉とわたしの関係は変わらない。