この忘年会に参加する人たちは、現在も毎日働いている。

 土曜日に設定したのは、そのためである。

 遠くは、長野県松本、山梨県甲府から駆けつける。


 全員、編集会社の中途退職者ばかりである。

 この会が、10年以上続いているのは、人間の縁を大切にしたいと考えている人間が3人いるからである。

 ひとりが場所を提供し、二人が会の運営をしている。

 年に1回とはいえ、頭が下がる。


 昨年も、お互いの無事を喜び合い、また来年も会おうと約束した。


 わたしがなぜ、参加しているかと言えば、運営をしている二人がいるからである。

 ひとりは大学を卒業後、アルバイトで入社し、わたしと一緒に仕事を2年間やった女性。

 もうひとりは、中途採用で入社し、わたしの部下になった男性。


 この二人から声がかかるため、わたしは参加している。


 ところが、上記女性から3日にメールがきた。

 「アメリカ在住のわたしの妹が7日に帰国する。事情で、わたしの家に滞在する。忘年会に出られなくなった。もうしわけございません」


 1年ぶりの再会はできなくなったが、またを約束しておいた。