4,5年前から喪中はがきを、複数枚いただくようになった。

 今年は、いまのところ4通いただいた。

 年賀状のやり取りを続けている親しい人からの知らせである。

 母を亡くされた方がお二人、父を亡くされた方がお二人である。


 子どもを愛し続けてくれる父母を亡くすことは辛い。

 人間の宿命であると、頭では分かっていても、辛い。

 子どもに、どんなことが起こっても受け入れてくれたのが父母である。

 父母は自分のことができなくなっても、子どものことだけは心配する。

 心配し、気にかけ続けるのは父母だけである。

 父母を失うことは、自分の中の存在の大きな部分が失われることだと思う。


 わたしも、今年、母を失った。

 喪失感は、いまでもある。


 喪中はがきには、いろいろな人生がぎっしり詰まっている。

 それを押しいただかなければならないと、改めて思った。