こんにちは。イナと申します。


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イナ@いじめ後遺症ドットコム


アンケートで、このような声を頂きました。

子供を産む願望がない

産んでもいじめに合う子に育ててしまうんではないかとゆう不安がある

生まれる事は可哀想で辛いとゆう思いがある 

学生を見る度に可哀想とゆう気持ちになる  

 

(30代/女性)

(ご回答ありがとうございます花)


実は、私もこのような不安があります。

もし、自分に子どもがいたとして、楽しく学校に行けている想像が難しいです。私のように、いじめを受けるのではないかという不安や、一人でいる学生を見てこの人もいじめを受けてないか?など考えたこともあります。


一方で、いじめ後遺症を抱えながらも現在は子育てに励まれている方もいます。 

その方に、お話を伺わせて頂きました。(ブログで紹介させて頂く許可を頂きました。ありがとうございます)


今回は、【当事者の声①】として、Aさんの事例を紹介させて頂きます。

一人の当事者の声として、知って頂ければ幸いです。


※結婚・子育てするしないは、個人の自由であり、決してそのことにより、幸福度などを決めている訳ではありません。幸せは人それぞれです。
 


Aさん(女性)


私は現在小さい子どもを育てています。自分が親になって子育てしているのには正直驚いています。

子どもが自分と同じように苦しまないようどうやって守るか考えながら育てています。



Aさんが感じられている症状


・ちょっとした悪意にも過敏。


・年に数回、いじめられていた頃の内容の悪夢を見る。


・失敗が怖い。失敗したら吊し上げやその他酷い仕打ちをされるかもしれないと思っている。


・暴言や大きな音に過敏。


・小学生の集団を見ると警戒してしまう(少数は大丈夫)。ルートを変えたりして視界に入らないようにしてしまう。


・人がたくさん集まる場は落ち着かなくなり頭の中が不安でいっぱいになる。


・今でも困った時や辛い時助けを求められない。責められたり馬鹿にされたり面倒臭そうにされてしまうかもしれないという恐怖がある。


・公園の遊具の一部にトラウマがある。


・出身地に帰省の際はかなり警戒している。


・通っていた小学校や学童、中学校などの施設は直視できない



つらかったこと


なかなか理解されなかったのでかなり苦しかったです。いざ話しても「気持ちの問題」とか根性論や精神論が返ってくるので更に助けを求められなくなりました。

いじめ後遺症についてはたまたまネットで知りました。内容読んで驚いたのを覚えています。


症状の原因など


「今の平和な生活が壊されるかもしれない」と怯えながら生きています。
原因は出身地のいじめ加害者達による妨害です。中学卒業した後新しい人間関係築いてもすぐ壊されることが多かったのです。小学校や中学校が一緒だった人誰かしらが新しく仲良くなった人と裏で繋がっていて有る事無い事吹き込まれました。そして人が離れていったり相手が敵になってしまうことがあり頻繁にあったため新しく人間関係を築くのが怖くなりました。

酷い環境から解放され、平和に暮らしていてもトラウマは消えないということです。現在私は精神科に通い治療中です。


現在に至るまでのサポート


最初はパートナー(夫)の出会いです。そしてそこから少しずつSNSや別の地域でできた友人、産後担当してくれた保健師さんのおかげで今に至ります。


周りの方に伝えたいこと


いじめによる傷は消えません。当事者の周囲の人は『過去のことだから忘れて前を向きなさい』等間違っても絶対言わないで下さい。当事者は絶望します。無理矢理ポジティブを押し付けず、寄り添ったり回復まで長い目で見守って欲しいです。




Aさんのお話から、私があまり見つめれていなかった問題(いじめ後遺症を抱えながらの保護者としての在り方など)や、現在も通院されていて、いじめ後遺症は深い傷であるということを考えさせられました。後遺症の影響は計り知れないですね。
卒業後は学校に行かなくて済みますが、親になったら学校に行く機会ができます。親という(昔と違う)立場で行く為、慣れないことも多々あるかもしれません。自分だけでなく、子どもにも関わってくる問題となります。そのうえ、当事者は、いじめ後遺症とどう向き合うのか考えていかなければなりません。向き合うには、周りの方のサポートが大切であると考えます。

現在にいたるまでの、周りの方のサポートにより(ご本人の向き合い方ももちろんのこと)、子育てに励まれているというAさんの存在に、私自身、勇気や希望を頂きました。

サポートする上で、大切なこと。
前向きの強要は、たとえ悪意がなかったとしても、その人を傷つける可能性があります。そもそも、どこが前なのか?も、その人によります。例えば、明るい未来を考えることだけが前向きなのではなく、心の傷と向き合うことが前向きであるのかもしれませんよね。

いじめ後遺症は、軽くなったり、いじめと似た状況で悪化したりと、単に進んでいくものではないと感じています。ときには、立ち止まったり、うしろ向きになったりするものなのです。根性論など、気持ちでどうにかなるものではありません。どうにかしたくても、どうにもならなくて苦しんでいるのは本人です。
当事者でなければ、症状を想像しづらいのかもしれない。ですが、当事者の思いをきいて、受け止めて、見守って頂けたら嬉しいなと思います。

子育てには、学校との付き合いが不可欠です。そのようななかで、現在子育てに励まれていることは、それまでに様々な気持ちがあったでしょうし、現在も、そしてこれからも様々な気持ちがあるのだろうと思います。勉強させて頂く機会になりました。  

いじめ後遺症により、子育てをするなかでつらいこともあるかもしれないですが、つらい経験をされたからこそ、子育てに生かせることもきっとあると思います。
Aさん、貴重なお話を伺わせて頂き、また紹介させて頂きまして、ありがとうございました!

読んでくださったあなたも、ありがとうございます。
Aさんの声が一人でも多くの方に届きますように。
少しでも、心穏やかに過ごせる時間が増えますように。




    


~お知らせ~


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頂いた声は、当ブログで紹介させて頂きます


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