皆さまこんにちは。

鳥羽市地域おこし協力隊・海女のまち暮らし担当の上田です。

 

今日はうちの燕がとうとう卵からかえりましたヒヨコ

コロナで大変な中でも自然は逞しく回っています。

 

 

さて石鏡では恒例のひじき刈りが行われました!

例年では、もう4月の末に海女漁の本命「アワビ漁」が始まっているはずなのですが

今年はコロナの影響でとうとう来月まで口開け(漁の始まりのこと)が延期されるそうです。

 

 

 

そんな中で、

石鏡の海藻シーズンは五月末、クライマックスを迎えます。

それがひじき刈りなんですが、その模様をお伝えできればと思います。

 

 

刈りたてのひじきはこんな色をしています。
展望台一面、ひじきで埋め尽くされ・・・

 

○○刈り・・・・というとイチゴいちごとか、牧歌的な感じがしますが、

ひじき刈りは非常にハードな作業だと思います。

1日中、休みなく肉体労働なので大抵の大人はきついんじゃないかな。

 

みんなで休憩

 

ですが、ひじきのスタメンは、ここでもやはり海女さんです。

信じがたいことに、刈り手のメインは60代、70代!!

 

(石鏡では男の人は刈りません。

男性は船の操作と、海女さんが刈ったひじきをスカリという網に入れて船に運び込むのが役割)

 

しかも今年は、助っ人として大婆ら(恐らく70代後半)も参戦・・・グー

そして何と彼女たちは泳ぎながらひじきを刈っていたそうです。

(岩場だと膝に来るから)

なんて体力・気力ポーン!!

 

海へ向かうひじきスタイルの海女さん(磯ブーツ、腰に鎌、ほっかむり)

 

1日のスケジュールを例として挙げますと

例)

1日目

AM9時ころから4時間位

ひじき刈りに出発、中腰で岩に生えたひじきを鎌で刈りまくる。

美しい、もしくは素晴らしいひじきが手近にない場合は、岩場の間を泳いで渡って刈る。

また、ここで適当なところで菓子パンとお茶でごはん。

PM2時ころから

いったんウェットスーツを脱ぐため家に戻る。

だいたい15分くらいで準備をして、すぐにひじきを干しに鳥羽展望台などに向かう。

1日目は、まだ前日の刈ったひじきを回収する作業はないので比較的ラク。

 

2日目

AM7時から10時半位まで

鳥羽展望台に干した生乾きのひじきをひっくり返しながら汚い部分などを掃除する。

(これが地味だけど非常に過酷。ずっとしゃがみながらの作業です)

PM12時ころ

小一時間でお昼を食べて、ウェットスーツに着替えて刈りに出発。

船でポイントまで移動し、ここから16時頃まで、ひじきを刈りまくります。

ラスト1時間は、とにかく追い込みでガンガン刈ります。

PM16時半ころ

家に一回帰って着替えて、再び展望台へひじきを干しに行く。

PM17時ころ解散

 

って感じのサイクルをワンセットとして、

天気に恵まれれば4,5日続けてきます。

 

このひじきの掃除がきついんですね~
 

 

こんなハードな作業を70代の女性がメインでやっているのです。

信じられないですよね!!

 

「えらいな~、なんぎィな~あせる

と言いながら。

 

しかもそう言っていたのに、

ひじきが終わった翌日もフツーに海女漁に行ったそうで!!

スーパーウーマンですキラキラホントに。

 

海女のまちの暮らしでは、とってもパワフルな海女さんたちから元気がもらえますよニコ音譜

 

 

うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座うお座

 
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