引越し前にリフォームする計画で
昭和43年建築の中古マンションを購入。
購入前には、震災直後に1階部分の補修済みなどの、
情報収集、調査検討をしました。
床は浴室以外フルフラットのバリアフリーで
全館換気を施すなど当時の最新機能を取り入れた
大手の建築会社直売が、
自慢の高機能マンションだったようです。
改造前のLDKと和室です。
この部屋はスケルトンリフォームします。
前オーナーがLDKはタタミコーナーに改造されていたようです。
また、和室との境は障子風折れ戸で
フルオープンに出来るようにするなど
けっこうお金をかけて改造されていました。
とても景色と夜景のきれいな6階建てです。
建築基準法で
住居専用地域の規定が出来る前に建った建物なので
すぐ前に高層マンションが建つという
心配がありません。
LDKの隣には2間続きの和室がありました。
施工中写真です。
今回の計画では
このタタミコーナーのあるLDKと和室2間
合計29帖を
一旦裸ん坊のスケルトンノしました。
ワイドビューがすばらしい状態になりました。
屋根の断熱材はスタイロフォーム20mmを40mmに増強。
壁断熱なしをスタイロフォーム新設しました。
床下地は防音システムフロアーに改良しました。
次は、改良後のLDK+書斎です。
杉の列柱と天井までのガラス戸で
7帖の書斎を区切り
残りを22帖のLDK部分に、
床仕上げは、タモの無垢フローリング貼です。
デスクも書棚も造り付けにしています。
書棚は前後2重に使える可動式棚。
左はガラス戸の閉じた状態。
キッチンからの見返しです。
両側に造り付け収納。
手前の配膳台天板はタモの枠にタイル貼りで、
下部の収納も造作家具。
キッチンの換気フードは既存を改造。
キッチンはシステムキッチンに入れ替えました。
和室が二間あった部分からの改造後の状況。
右奥は給気口を新しく設置して換気機能を向上。
寝室の改造前後
寝室の改造は最小限にとどめ
既存壁の化粧合板にペイント仕上げ。
天井も同様に既存仕上げにペイント。
床はLDKと同じフローリング貼に改良。
窓は防犯仕様で内側にカーテンを兼ねて
錠付の板戸を新設しました。
下まで一体の折れ戸にすると
ベッドにあたるので少し工夫。
浴室の改造前後
既存浴室にパイプスペースがあり
L字型の変形平面形状です。
和風バスで埋込が少なくまたぎ高さがとても高く
狭い感じがします。
ユニットバスは対応不可
とりあえずスケルトンの状態。
防水からやり直しです。
またぎを少なくするため
寝るようにして入れる長さ1.6mの洋風バスにしました。
オーバーフローの穴はフタをして
お湯は満タンまではれるようにしています。
洗い場が狭い感じを防ぐため
洗面所との間の建具は
透明の強化ガラス戸。
天井も自然素材の桧板貼。
洗面所の改造前後
既存洗面化粧台です。
横に選択スペースと
大型瞬間湯沸かし器があります。
下は改造後。
洗濯機と湯沸かし器は
杉材加工のJパネルで間仕切り
隠してしまいました。
セントラル換気の吸い込み口も向こう側にあります。
右側は浴室。
床は浴室と同じタイル仕上げで
一体感を持たせ広がりのある空間に仕上げました。