龍馬めぐり <京都編 その1> 角屋 | 建築家とゆったりの家づくり + フォトギャラリー

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太陽の光と、風を感じる生活。気持ちのいい部屋に、人が集る。
みんなが笑顔になれる場所、気持のいい家がつくりたい。
建築家としてのんびりの家づくりを紹介。
趣味で活動する写真のギャラリーも・・・。

龍馬さん達 幕末の志士が食事をし酒を飲み話し合った
島原「角屋」の外観(右)です。
国の重文で「揚屋建築」唯一現存の建築です。1641年
島原の地名は島原の乱の直後の年に
あわただしく多くの揚屋もろとも
洛外に強制移転させられた騒動から
ついた通称らしい。
 
 
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揚屋とはお客を2階に揚げることから
揚屋というそうです。
料金システムは全て掛け売り。
 
1階には大きな厨房と
昼間に文化人が集う空間として
座敷と庭、茶室があり
茶室3棟も国の重文です。
 
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角口
 この奥が広大な吹き抜けと大きなホール空間を持つ厨房とバックヤード
お客は右に曲がり刀を置き2階に上がる。
右側に新撰組の刀傷があった。
刀は刀タンスにしまってくれるシステム。
下の写真は角屋のHPから引用。
のれんがあり形になっている。
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厨房にあるへっついさん(かまど)の形の神棚もうつくしい。
 
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超モダンな茶室「曲木亭」400年前の建築とはとても思えない。
少し見にくいが障子は奥の壁面の物で
2面開放のオープンカフェ。
 
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この茶室のある中庭に面した「松の間」の襖絵(狩野派)も美しく感動。
この部屋のみ大正時代に焼失により再建築(非重文指定)した。
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2階には、超有名な「扇の間」。
実は入り口前にあった看板でこの部屋はここにあったのかと感動。
入館料は1階のみで1000円。
建築のすばらしさもさることながら、島原の歴史や幕末の新撰組の逸話など詳しい解説を角屋保存会の方がしてくださるので1000円は安い。
 
2階は1日4回の予約制。定員20名。別途料金800円。
 
龍馬さんの過ごした部屋も感じたかったが
今回2階は残念ながら断念。
 
2階の写真撮影禁止。
下は「扇の間」
購入したパンフレットから引用。
 
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美しい建築と自由な発想。
日本の文化の深さにふれるため
是非もう一度改めて
2階を見に行きたいと思います。
 
詳しくは
島原角屋公式サイト