前に、英国の不動産に関して書いたブログ (←クリックでジャンプ)で、英国の不動産取引のムダを指摘したけど、不動産に関しての問題点はそれだけではない。特にそれがビジネスとして利用する不動産となるとだ。



一番ありがちな話で例を挙げると、飲食店。ラーメン まずイギリスでは、空物件を見つけたからといって、そこを契約してすぐに飲食店を始めることが出来ない。日本では保健所に届出をし、一定の設備(手洗いようのシンクと調理用のシンクは別にすること等・・・)を用意すれば、即、業務を開始できるが、イギリスでは行政の許可がいる。ちなみにこの許可申請には手数料がかかり、合否の結果が出るまで8週間、約2ヶ月の時間がかかる。カメ 通常はもちろんこの間の家賃も発生してしまうので、あらかじめ大家と何かしらの取り決めをしておかないと、3年の賃貸契約をしてしまった、しかしやろうとしていた飲食店は出来ない、なんて取り返しのつかない事態になってしまう。 ショック!



そして、この許可、飲食店の場合は簡単にはおりないと見るべきなのだ。行政は飲食店はその影響で付近の治安が悪くなると考えている。夜遅くまで人の行き来に加え、ゴミの始末・・・。百歩譲って、許可がおりたとしても、その設備がまた厳しい。例えば排気口。単なる換気扇ではNGで、排気口を屋根上など、高い所に付けなければいけない。この費用だけでも個人には相当な痛手になる。 むっ



よって、もし、イギリスで真剣に飲食店をしたい場合は、既存の飲食店、要するに既にその許可を得ている店舗を買い取る方法が一番確実になる。お金



しかし、例えば、自分のやりたい店はすし屋、売りに出ている店舗はバー。ここで、また障害になるのが、イギリスの商売感覚。ここイギリスでは、悪く言うと、誰もが諦めが悪い。だから、店を閉めようと考えている者もただ単に撤退はせずに、店ごと売りに出すのだ。よってその手の仲介業者も多く、彼らが売上げなどから、売値・買値をはじき出してもくれる。しかし、全く業態の違う飲食店をしたいと考えてその物件を購入したい者には、この売値は全く意味を持たない。とはいえ他に物件を簡単に見つけられないので、完全な売り手市場なのだ。



そしてもう一つ厄介なのが、ビジネスレートと呼ばれる商業用物件にかかる固定資産税というべきか、住民税というべきかそのような税金がかかってくること。そう、利益のあるなし関わらずだ。これが、通常、家賃の半分~1/3になる。



イギリスで商売をするにはとにかくそこまでの道のりが大変で、しかもスタート後も固定費がとにかくかさむ。日本からイギリスに来てまずビックリするのは物価の高さで、その中でも食べ物。スーパーやコンビニでサンドイッチを買うと、一番多い価格帯で£2.50~2.80(日本円で500円~560円)だけど、その背景を見れば、この価格も仕方がないのかもしれない。とにかく・・・暮らしにくい国なのだ。 雨