こんにちは、いいづかです。

 

 

官公庁や自治体のホームページをチェックしていると、

 

時々許認可の取り消しを行った旨の公表を見かけます。

 

 

一般的に許認可にはその要件の中に「欠格事由」が規定されています。

 

欠格事由は許認可に関わる事業や行為が適切に行われるために

 

最低限求めている能力や人格に関する条件です。

 

 

その欠格事由の中には刑事罰に関するものがあり、

 

対象の者が一定以上の刑事罰を受けたことがある場合には

 

許認可を受けることができないとされています。

 

 

こうした規定の多くは許認可を受けた後にも適用され、

 

該当することとなった場合には

 

所管官庁や自治体がその許認可を取り消すことができるとされています。

 

 

当然その許認可に関する法律に違反した場合を想像されるかと思いますが、

 

刑事罰を受けるケースはそれだけではありません。

 

例えば脱税や重大な交通事故などでも、

 

欠格事由に該当する刑事罰を受ける可能性があります。

 

 

許認可は受けられればひと安心ではありません。

 

受けた後も法令順守に配慮することが大切です。