変えられないと

思うことを

変えることができたら

そのときから

違った世界が広がります。

 

こんばんは、

怒りのコントローラー楓です。

 

今日は、

「話す前にその言葉で伝わるか一瞬考える」

 

についてお話ししたいと思います。

 

ぼくは、病院では認定看護師として

病棟看護師さんに、

指導、教育をさせていただく機会が多いです。

 

特に現場で直接患者さんのところで

指導することが多いです。

 

このとき、

細かいことですが

指導するときに

大切にしていることがあります。

 

それは、

「その言葉で相手に伝わるか」

です。

 

自分の伝えやすいいつもの言葉ではなく、

相手の経験値を考えて

どの言葉だったら相手に伝わるか

ということに神経を使っています。

 

例えば、

床ずれというのをご存知でしょうか?

医療用語で、褥瘡(じょくそう)といいます。

 

寝たきりの方が

お尻のあたりの皮膚がめくれてしまうキズです。

わからないかたは、一度検索していただくと

理解していただけると思います。

 

あれを予防する指導をするのですが、

曖昧な言葉を使用すると

こちらの伝えた意味と

受け取った側の意味が違うと

床ずれができてしまうことがあります。

 

例えば、

"足のかかと"に床ずれができることがあります。

 

どうしたら予防できるかというと

かかとがベッドに敷いてあるマットレスに

圧迫されないように浮かせればいいのです。

 

このときたった3文字違うだけで

予防方法が変わってしまうことがあります。

 

それは、

 

①足を挙げて予防してください。

 

②かかとを挙げて予防してください。

 

同じ意味のように感じますが、

下の写真のイラストのような

予防になってしまうことがあります。

①のイラストは足が

クッションで挙がっていても

かかとがマットレスに圧迫されています。

 

②のイラストは、

かかとが挙がってマットレスから浮いています。

 

このようなことになることはまれですが、

"0"ではありません。

 

そして、ここからこんなことが言えます。

 

指導者は、

こういうことが起こる

恐れがあるということを予測して

相手に伝わる言葉を選んで指導が必要

 

こちらの言った意味を考えて

行動してね、という伝え方だと

10人いたら10人とも捉え方が

変わる恐れがあります。

 

捉え方が違っては困ることを

指導するときは、

10人が10人とも同じ意味で受け取れる

言葉を使った指導をしないと、

あとで、

何度言っても伝わらない!!と

イライラすることになります。

 

ですが、

そのイライラは自分でまいた種です。

 

あなたは、

自分の伝えやすい言葉で

相手に伝えた結果、

なんで伝わらないの!?って

イライラしていませんか?

 

もし、そうだとしたら

どの言葉を使って伝えますか?

 

今日も最後まで読んでいただき

ありがとうございます。