ロサカニナの実が色付き始めました

秋が深まると真紅になり

春の可憐な花とはガラリとイメチェンした景観が楽しめます




ロサカニナはヨーロッパに自生する原種バラです
日本における野バラ的なポジションにある原種で
ヨーロッパではロサカニナがバラの台木で使われる事があります
野バラ(ロサ・ムルティフローラ)とロサ・カニナでは
接いだ品種の花の色に少し違いが出るそうです


素朴な淡いピンクの花は一重で

枝先に数輪の房咲きになります

トゲは少なめではありますが鋭く尖っているので

私にとってはバラの中で1番怖いのはロサカニナです

春以降にビョーンと長く伸びる旺盛なシュートにも

もれなくトゲが生えているので

誘引する時に最も時間を費やしています




春の一季咲きで、やや遅咲きの部類

花の色ですが変異種で白から濃いピンクまであるそうです

これも台木の関係があるのでしょうか




今年は9月28日頃から徐々に色が付き始めました




ロサカニナは非常に丈夫なバラで
虫も病気も付きません
手がかからず楽に栽培できますが
モンスターの如く伸びます
なので我が家では8号鉢から絶対に大きくはしません
これを地植えなんかにしたら凄い事になるだろうな…
見てみたい気はします

たわわに実ったローズヒップは素敵でしょうね
完熟した果実はローズヒップといい
ビタミンCはレモンの20〜40倍も含んでいるそうです
皮膚や粘膜を強くし、抗酸化作用もあるというので
毎年お茶にしていただきます
が、決まってお腹を壊します
上手く利用すれば便秘解消薬になりそう

写真は去年実ったローズヒップです


てんとう虫の赤より赤いです


苺の赤と同じくらいか、それより真紅


赤い色って美味しそうですよね

てんとう虫は食べたくないですけど


ゲーテの詩の「野ばら」のモデルがロサカニナだったらしいのですが

果たして本当なのか些か私には謎だらけです

歌詞の中に「赤いバラよ」というフレーズがあります

Roslein, Roslein, Roslein, rot

(ドイツ語表記ができませんが)

ROTとは赤いという意味ですよね

ロサカニナって赤くないと思うんですが

赤いですか?

どちらかと言えば白ですよね

実のことを詩にしたのだとしても

実を「小さなバラ」と呼びますか?


どうでもよい事をまた考えてしまいました



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