我が娘が通う保育園にはプール施設がなく、毎年この季節になると仮設のプールを屋上で組み立てる。かといって、保育園は土曜日も通園してくる園児たちがいるわけで、当然保育士さん達の手だけでは足りない状態。
ここで、登場するのが園児たちのお父さん。
その中に含まれております。わたくしも。。。
初めは興味がなく、行くのもよそうかと思っていたのですが、子供にフランクで誰とでも仲良いカッコイイパパを物心つく前からすりこもうと思い、参加を決意する。
娘の入園式の際に見かけたお父さん方もちらほら。
作業が進むにつれ、コミニケーションを取り出すお父さん達。
途中、うまく骨組みが組めないやら、僕のお気に入りの保育士さんが可愛くて目移りするやらで作業がストップする事もありましたが、何とかプールも完成しました。
その他、掃除などもこなし、一段落した頃、園児たちがお昼ご飯を食べるため廊下にでてきて、話しかけてきます。
「オジサン!!」
「ん?」
「プール入りたいな~」
「・・・もうすぐ入れるよ。」
「オジサン!!わたしも入りたい!!」
「う、うん・・・。」
なぜだろう、すごく気さくに話したいのに何故か違和感があります。
「オジサン!!」
「なに?」
「かんちょー!!」
「ブス!!」
園児の指が軽く痔になりかけた僕の肛門にクリティカルヒットする。
わかった!!
「オジサンがきにいらんのじゃ~!!かんちょ~!!」
園児とのコミニケーション+少しばかり怒りにも似た感情を指先に込め、その園児にカンチョー返し。
多分、かんちょーした園児も、仕返しがきたとしても想定していた力とは違ったのか、だいぶ引いている。
「でも解って!!知ってはいるんだよ。自分がオジサンといわれてもおかしくないことも、ましてやお兄さんなんて呼んでほしいとも思ってないの!!ただ・・・、ただね・・・寂しかった!!」
まるでテレパシーを送るかのように、園児たちの目を見つめ、語りかける。
多分、このときの僕ならばイルカと気さくに「最近、温暖化チョーキビしくない?」「赤潮チョー発生してエサいなくてさ~ヤバクナイ?場所かえっべ!?」なんて感じに会話することも可能だったに違いない。
その後も園児たちはお構いなしに話しかけてくる。
内容といえば、去年プールの中でオシッコしたやら、マサオミおじちゃんが今日迎えにくるやら、軽く愛想を振りまき右から左に聞き流すような事ばかりであった。
しかし、その会話の中でたびたび発せられる「オジサン」が新たなレッテルを貼られた感じがして、少しばかり耳障りなのであります。


