2月4日、関ジャニ∞が、SUPER EIGHTに改名しましたね。
それを受けて、ゆずっこである私から、エイターやジャニーズファンのみなさんに向けての、エールとしてこの記事を書きたいと思います。
長文ではありますが、よろしければ最後までお付き合いください。
1.ゆずと関ジャニ∞
20年来のゆずっことして、関ジャニ∞といえば、一昨年2022年の紅白で、My最推しであるゆずとコラボしたのが記憶に新しいです。
(TV、特にNHKや紅白のあり方自体については、その当時から疑問や嫌悪感を抱いていたので、後から録画で見ました)
関ジャニ∞の安田くんはゆずっこで有名ですし、紅白でも北川さんとのラブラブ肩抱きシーンが見られましたね
↑丸山くんと安田くんは、昔ゆずに憧れて路上ライブをされたこともあったとか
そんな関ジャニ∞とゆずを繋ぐ一番の縁といえば、やはり紅白でも披露された「T.W.L」という曲でしょうか。
私の記憶が間違いなければ、ゆずがジャニーズに初めて曲を提供したのは関ジャニ∞だったんじゃないかな。
かつてSMAPが在りし頃、スマスマでコラボしたことはありますし、T.W.Lよりも後年ですが、当時まだジャニーズだった中居くんとも関係が深い曲「タッタ」等でご縁はありましたが、初楽曲提供という意味では。
T.W.Lはぶんぶんタオルを回すパフォーマンスが有名で、曲名はその通り「タオル」を表しています(笑)
2011年にゆずが関ジャニ∞に提供した曲で、アニメ「クレヨンしんちゃん」のオープニング曲になりました。
また、「映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」のオープニングテーマとしても起用されました。
のちにゆず自身もこの曲をセルフカバーしていて、2012年に発売されたベストアルバム「YUZU YOU」に「Y.Z ver.」として収録されています。
個人の感想ですが、それぞれのバージョンを比べてみますと……。
関ジャニ∞の歌うT.W.Lは、関ジャニ∞のみなさんが元来持つ明るさやノリの良さが引き立つ、とても楽しい曲に仕上がっています
パワフルで、聞いているだけで元気が出ますよね。
それだけでなく、難しいであろう高音のハモリ部分などもすばらしく、ゆずファンから見てもいい意味でクセ強めだなー、難しいなーと感じるこの曲を、アイドルとして歌いこなしているのが凄いなあと思います。
ゆずの歌うT.W.Lは、関ジャニ∞バージョンよりもキーが高くなっており、デュオだからこその、さすがの2人の掛け合いのカッコ良さが際立つものとなっています
個人的にゆずの歌い方で一番好きな部分である、「流れるように2人の歌声が入れ替わったり、クロスする技術力の高さ」をたっぷり味わえる一曲です。
2組のバージョン、どちらにもそれぞれの良さがあり、聴き比べてみるのも楽しいですよ
↑ゆずバージョン。
ゆずのは2人の歌声が交差する感じと、厚ちゃんの高音のハモリの美しさが好き
CD版は、わりと落ち着いているというか、むしろ「技巧的」な感じに聴こえます!
↑ゆずライブバージョン。
CD版だとゆずのは勢いが足りないという方もいますが、ライブ版だとノリノリで、悠仁のシャウトからもわかるように力強さが感じられますよ!
↑関ジャニ∞公式バージョンが見つけられなかったので、後輩くんたち(Aぇ! group)のものを。
若さとかわいさに溢れてる歌ってくれてありがとうございます!
関ジャニ∞さんにはそこまで詳しくないので(申し訳ないです)、そちら側でのライブ等でのこの曲の扱われ方については語ることができないのですが、T.W.Lはゆずのライブではわりと定番で、何度も歌われています。
ゆずのライブでのタオル回しの曲、といえば、このT.W.Lか「陽はまた昇る」のどちらか!といった感じです。
↑よかったら、こちらもいい曲なので聴いてください
そうそう、ゆずバージョンが出来てからの、最初のライブ(2012年に行われた、「ゆずデビュー15周年感謝祭 ドーム公演 YUZU YOU」)での披露にあたっての振り付け(タオルの使い方)講座動画の中では、
「大きく“8”の字を描いていこう」
「ゆずっことエイターが今ひとつになる」
といった解説も使われたんですよ
そんな素敵な繋がり・ご縁のある関ジャニ∞とゆず。
一昨年の紅白ではお互いにとって大切なこの曲を通してコラボできて、両組とも嬉しかったと思います。
2.改名に対して思うこと
ここから、少し重い話をします。
ゆずファンにとっても親しみ深い関ジャニ∞の、改名。
ゆずっこであると同時に、にわかですがジャニーズファンである自分としては、やはりさみしいし、正直理不尽だな、と感じています。
すでに改名は行われているし、それをご本人たちやエイターのみなさんが前向きに考えることで新しいスタートを切ったばかりだというのに、外部の人間がいまだにグチグチ言ってしまってごめんなさい。
しかし、最終的にはグループのメンバーが自分たちで、前向きに選んだことであっても、そこに至るまでにはたくさんの話し合いと、様々な葛藤があったことでしょう。
実際に、メンバーのみなさんの「寂しさ」や「涙」の話を耳にしています。
そして本人とそのグループのファン以外の、外側にいる人間(にわかジャニーズファンなので、完全に外部というわけではないですが……)であっても、このようなこと……改名や元の問題自体ではなく、「自分たち自身に何か問題があったわけではないのに、改名という道を選ばなければならなくなった『一部世間からの見えない圧力』は『理不尽なことだ』」と思う者がここにもいます。
ですので、決してそういった気持ちを抱えているのは身内だけではない、ということを知っていただくことで、少しでもまだモヤモヤを抱えていたり、完全には納得ができていない方への、なぐさめだったり、小さな支えにでもなれればいいなと思います。
……なんだかおこがましいような書き方ですみません
ちなみに、改名の要因となった問題については、
「タレントたち自身には罪がない」ことと、
「当事者が故人であり、法を通していない現時点では、事の真偽は本当の意味ではわかっていない」こと。
そして「あきらかに矛盾点が存在しているのに、それを故意的に隠された上で報道が行われた」ために、「一方からの意見を世間一般が鵜呑みにしてもう一方を必要以上に叩き、結果的に当事者本人ではない関係者にまでそれが波及し、タレントへの誹謗中傷や仕事を奪われる、改名等を余儀無くされるという事態が発生してしまった」こと。
さらに、「そのバックには、反日活動家や極左思想の持ち主、韓国・北朝鮮関係者が大きく関わっている」こと。
もっというと、「それが一体何の目的で行われたか」?
また、これはファンの方々に向けてですが、なぜ、
「でも、悲しくてもタレントたちを変わらず応援できるなら、それだけでいいよ。思想とか政治とかわからないし、それをずっと言ってる人は気持ち悪い。だから、いつまでも騒いでいないで推し活だけしていようよ」
で、終わらせてはいけないのか?
それらを、ファンにとか外部の人間にとか、関係なく、
少しでも多くの「世間一般の日本人」に知ってもらう必要があると考えています。
この件に関しては、今、日本で起こってしまっている他の方々への攻撃の事例を含め、またいつか別の記事で詳しく語りたいと思っています。
話を戻します。
関ジャニ∞の他にも、WEST.(ジャニーズWEST)や、Sexy Zoneも改名を選ぶことになりましたし、Hey!Say!JUMPはデビュー曲を封印しました。
YouTubeのチャンネルでは、ジャニのちゃんねるが、よにのちゃんねるに。
そして私が、ジャニーズの様々な若手グループと、そこに所属するメンバーを応援するきっかけとなったJohnny's Gaming Roomも放課後 GAMING LIFEに改名せざるを得なくなりました。
もちろん、言わずもがな、事務所の名前そのものも。
他グループの方たちのものを含め、今回改名や封印をされることとなったその全てが、タレントさんたちやファンのみなさんにとって、かけがえのない、思い入れのある大事な名前、作品でした。
特に名前は、それそのものといいますか、人、もの、そしてグループといったものを象徴する、まさに「核」「魂」のような存在であったはずです。
その中には、たくさんの想いや思い出がつまっています。
それを変えざるを得ない、というのは、ある意味で、最終的な決断は別にして初めの時点に限れば、自分自身では望んでいないにも関わらず、無理やり自分自身を奪われ、変質させられるようなことに近いと思います。
そこから、それでも自分自身を納得させ、変わることを選ぶ事で、自分たちがさらに前へと進むことを選択したタレントのみなさんには尊敬の念しかありませんが、そこに至るまでの心境は、まさに「身を切る」「断腸の思い」だったでしょう。
そして、そうせざるを得ないように彼らを追い込んだ一つの要因は、「世間の、過剰なまでの厳しい目」というのも、また事実なのだと思います。
そもそも、名前を変えれば(自称)被害者の方は納得し、世間は溜飲(りゅういん)が下がるのでしょうか。
それは、問題の本質的な解決になるのでしょうか。
はたして、この件に関して改名しろと迫っていた人がいたとしたら、その人はジャニーズ相手でなくても、他の企業や人物が不祥事を起こした際にも、同じことを要求するのでしょうか。
それも、不祥事を起こした本人にではなく、会社の社員や当事者の子孫相手にです。
世間が許容しがたい問題を起こしてきた企業や人物は、星の数ほどいます。
今までそれらの関係者すべてに対して、禊のための改名を迫ってきたという人は、どれだけいるのでしょうか。
罪そのものを責めるのではなく、関連があるというだけで名前を責める権利は、きっと誰にもないと思うのです。
ましてや今回の場合、その選択を迫られたのが当事者自身ではありませんし、そもそものきっかけになった問題は、法を通していない上に、たくさんの矛盾点が存在したままになっていて、いまだにそれが解消されていないため、本来現時点では「結論」を出すべきでないはずですので、なおさらそう思います。
3.痛みさえ知った上で、開く明日へと続く扉
さて、たくさんの想いや考え、葛藤があった中、それでも関ジャニ∞のみなさんは、前に進むことを選ばれました。
「SUPER EIGHT」として新たなスタートを切ったのです。
改名にあたって、心機一転、全く違う名前にすることもできる中、「EIGHT」という、ファン「エイター」のみなさんが大切にしていたものを守り、残しました。
(もちろん、様々な検討の上で、全く新しいものに変えるという決断もあってよいです)
新しい名前が発表されるまで「どうなるの?」と不安に思っていたファンの方も、これからも自分は変わらず「エイター」でいられるんだ、と少なからず安心できたのではないでしょうか。
また、かつて8人組としてスタートした、その時の想いや仲間をこれからも忘れない、という表明とも捉えられます。
今までの自分たちや、その歴史も抱えていくんだ、という想いも感じます。
そのEIGHTに、「SUPER」をつけることで、第二章開始、とでもいいますか、より強く進化した感のある、わかりやすい良い名前となったと思います。
「SUPER」をつけるのを発案したのは横山くんだそうですね。
覚えやすいですし、横山くん本人もおっしゃられたように「ちょいダサ」感が、賑やかで人気者の関西グループというイメージのある彼らにいい意味であっていて、とても親しみやすいです。
そんな素敵な「SUPER EIGHT」という新しい名前を聞いて。
ゆずファンとして、関ジャニ∞改めSUPER EIGHTのみなさんの新しいスタートに、まさにT.W.Lの歌詞がびっくりするほどピッタリだな、と思いました。
T.W.Lって、ノリが良くて言葉遊びが特徴的で、なによりライブではみなさんきっとタオル回しに夢中になるでしょうから(笑)、あまり歌詞を意識しなかったりする人も多いと思うのですが。
結構複雑で、色々な世の中の問題だったりを歌っていて、でも、そんな、わりとつらいことがいっぱいの世界でも頑張って生きていこうよ!っていう歌詞の、応援ソングなんですよね。
私はゆずの歌の、「悲しい(別れの)様子を、あえて爽やかに明るく歌ったり(例・サヨナラバス、桜木町など)」、「ポップで楽しい言葉遊びの曲に、世の中への皮肉だったり頑張ってる人への応援フレーズをさらりと入れる(例・公私混同など)」ところが特に好きなんですが、T.W.Lも実はそんな曲なんです。
例えば、「世の中の問題」部分の歌詞をいくつか引用すると、
本気 talkモード そんで騒動
言論の自由って画面の上で炎上?
↑この部分は、X(Twitter)などWeb上で行われる主義・主張による舌戦や、うかつな発言が人を傷つけたり、逆に発信者にとって「そういう意図ではなかった」はずの言葉を、切り取ったり揚げ足とったりすることへの皮肉だと思いますし、
全部 OPEN 見せてあげる気分
なのにどうして何もまるで見えない
ツイット やったぁ惚れたまた出会えた
寂しさ埋めてあげる そんで繁盛
ハイ! High↑ あっち こっち click
↑このあたりは少々アブナい感じがしますよね(笑)
出会い系とかパパ活とかみたいな。
後先考えずに、簡単に危険な橋を渡ってしまう人を描いてる。
また、それが簡単にできてしまう場所(X(Twitter)やアプリ)があるという警鐘?
これを Download 出来る感動
使ってはゴミ箱ポイ捨て SONG
そんな MIND 笑え「毎度」って
それでも悪なきもの作り
↑ここはちょっと胸にグサッときますね。
楽曲を聴くのにCDという媒体からダウンロードという形がメインになって便利になると同時に、簡単に聴けるがゆえに、一曲が大事にされなくなり「使い捨て状態」になったと。
どの曲も、「魂」を削って、込めて、作られているはずなのに。
一曲あたりの単価も安くなり、アーティストへの還元も減る。
ひどい場合には、違法ダウンロードで全くお金が入らない。
この曲が書かれた2011年当時から時代が進んだ今では、配信サービス・SNSが台頭していますが、さらに「便利の弊害」は進んでしまっています。
でも、それでも「もの作り」は続けていくよ、いう決意なのかな。
アーティストとしてのプライドのようなものさえ感じます。
けれど、そんなつらかったり、理不尽さえ感じることがある世の中だけど、
幸か 不幸か どうか 損かなんて
Of course 自分が決める事であって
↑人に言われた、押し付けられたものじゃなくて、自分の生きる意味や置かれた境遇への捉え方は自分自身で決めてやるんだ、とか。
Don't cry 君はどんくらい 上手く笑えずに生きてんの
だから no more 僕は飲もう その痛みさえ知った上で
↑痛みを「忘れる」ことは難しいけど、それすら「抱いて」生きていってやろう、なんなら、君のものすらね、っていうこととか。
応援 マイクロフォンから 君に向かい唄ってるんだぜ
届いてくれたならぁ…
↑そんなことを、届くかどうかわからないけど、応援の気持ちを込めて、きっと「君に」届くと信じて歌うんだ、と。
どうでしょうか。
まさに、今のSUPER EIGHTのみなさんの気持ち、そのものじゃないですか?
もう end? 乗り込んだのは TRAIN
行く先は未知なる道 一体どこへ行く (発車オーライ)
OK!四の五の言わず 覚悟を決めて 飛び込む Door
何が待っている (だけど行こう There)
開けて meeting you 開く to be loved
↑これから新しく始まる第二章は、一体なにが待っているかわからないけれど。
もう進み続けると決めたから、簡単に降りるわけにはいかない。
だから立ち止まってないで覚悟を決めて行こうぜ!
そして、
もうええ 泣いたら I can be
全ては明日へ繋がる door
目の前にあんじゃない (だから行こう there)
開けて meeting you 開く to be loved
↑もう、泣いたらあかんで。辛いことなんて「あっかんべー」しよう。
明日へと続く道は目の前にあるから、扉を開けてみてよ。
そして一緒に行こうぜ、と。
「関ジャニ∞」は大切な思い出であり、歴史であり、決して忘れることはない。
忘れることはないんだけど、先に進むために、その想いを抱えて、新しい扉を開けようじゃないか。
「SUPER EIGHT」とエイター、ずっと一緒に行こうじゃないか。
今の私には、この曲がそういったメッセージであるように聞こえます。
近い将来、よりパワーアップした「SUPER EIGHT」の歌うT.W.Lを、ぜひ聞いてみたいです
そしていつかまた、ゆずと共演していただける機会があることを願っています。
これからSUPER EIGHTとエイターの皆さんがずっと進んでいく道が、素敵なものでありますように。
本来であれば、SUPER EIGHTのお誕生日である、2月4日の当日にこの記事を投稿できればよかったのですが、なにぶん文章を書くのが不慣れで時間がかかってしまったため、数日後の投稿となってしまいました
それでもここまで長文を読んでくださった方がいましたら、本当にありがとうございました。
※「T.W.L」歌詞引用元(ぜひ、歌詞全体もご覧ください)