今やレジ袋に限らず、あらゆる資源を節約するのが善とされている。

 

理由は地球環境のためだと。

 

しかし、私たち日本人がいくら「環境のため」と節約したところで、地球規模では何の影響もないんです。

 

結果を「地球規模」で考えているにもかかわらず、

原因である「大量消費」についてなぜ地球規模で考えないのか?

 

世界の人口が約80億人いて、その1人1人が資源を消費して生きている。

人は資源を消費しなくては生きられないのだから当然だ。

 

国別でいえばインドと中国がどちらも14億人いるので、この2カ国だけで28億人。

先進国ではEUが5億人、アメリカ3.3億人、日本1.2億人の合計9.5億人。

 

ロシアを含めた世界のほとんどの人が資源を沢山消費したがっている。

つまり資源の節約を念頭に置いている「先進国」は世界の1割強程度。

 

以前の日本がそうであったように、沢山の資源を消費することが生活の満足につながる人が世界の大半だ。

 

発展途上国の人口は増え続け、資源の消費も増えている。

 

もちろん人口と消費量は必ずしもリンクはしていないが、

例えとしては分かりやすいだろう。

 

そのような中にあって、日本人の1人1人が行う節約が地球規模で何らかの影響があるはずはない!!

もちろん日本独自の政策で、国民が不便な思いをしてかつ経済的負担を強いられて行う資源保護はとんでもない愚策だ!!

 

 

もしやるとしても、圧倒的優先事項は発展途上国での消費コントロールだろう。

ただし、既に高い経済レベルになった先進国が、それに追いつこうとしている発展途上国に説教したところで、それは虫の良い話になってしまうのは自明の理だ。

 

 

好きでやるなら良い。

しかし、痛みを我慢して行う資源保護は詭弁の産物だ。

 

 

これら地球環境の話になって、

生真面目に取り組んで損をするのはいつも真面目で従順な日本人だ。