
就職・アルバイト ブログランキングへ
円安の影響もあって新年は福袋を買う外国人が増えたことが話題になりました。
外国人は元気ですが、日本人は「低欲望」になっているという見解もあります。
私もシニア世代なのですが、シニア世代は将来への不安が大きいため、多くの方が、節約した生活をしてお金を貯蓄するのだと思います。
日本の個人金融資産は約1,600兆円あると言われていますが、個人消費に回らず、貯め込まれたままです。
その約1,600兆円の大半をシニア世代が保有しています。
年金もいつまでもらえるかわからないし、何歳まで生きるかもわからないので使える訳がないですよね?
自分のためにお金を使うのは「もういいや」と思っている方も多いことでしょう。
私は、シニア世代の不安を軽減し、シニア世代の人達が自分のためではなく他人のためにお金を使う(お布施を行う)ようになれば、きっと日本の景気も社会も良くなると考えています。
お布施とは、法事などの時にお坊さんへ渡す謝礼を指す言葉として使われています。
もともと「布施」の意味は、物でも心でも、惜しみなく他者に分け与えることを指します。
一切の見返りを求めずに、自分ができることを自然に行なうことが「布施」です。
仏教用語【自利利他(じりりた)】
自利とは、自分の利益(幸せ)のこと、
利他とは、他人の利益(幸せ)のことです。
利他を実践すればいつかは巡り巡って自分の幸せ(利益)になったり、利他の実践自体がそのまま自分の幸せなのだと思えるようにもなります。
他人の幸せのためにお金を使って「布施」を行う人の多い社会になれば、おのずと個人消費が増えて日本の景気は良くなることでしょう。
何より、困っている他人を助ける「布施」を行う人が多いことは素晴らしいです。
では、お金に余裕がない人は「布施」を行うことができないのでしょうか?
仏教では、無財の七施(むざいのしちせ)というお金がなくても実行できる7つの「布施」が説かれています。
その内、誰でも手軽に出来る3つの「布施」をご紹介します。
まずは、この3つから始めるといいです。
1.眼施(げんせ)
やさしいまなざしで人に接すること
2.和顔悦色施(わげんえつじきせ)
にこやかな笑顔で人に接すること
3.言辞施(ごんじせ)
やさしい言葉で人と接すること
簡単ですね。
2015年をお布施元年にしましょう!

就職・アルバイト ブログランキングへ