4時間半熟睡法 』(フォレスト出版 )という本を読みました。

遠藤拓郎 さんという睡眠研究を専門にされている
医学博士の本なので、努力とか根性で睡魔に勝つという本ではなく、

忙しいビジネスパーソンが、無理せずほどよい
睡眠を取るにはどうしたらいいだろうか?ということが
優しい口調で書かれています。

読むまでは、短眠を推奨するスパルタ系の本なのかな?と
思っていたけれど、実際は、ほんとに無理なく、
やれる範囲で、できるだけ睡眠を快適にという本です。

実際、遠藤先生は、世の中の自己啓発書と違って
「睡眠時間3時間」というのは、よくない!と書かれています。

ナポレオンを代表とする英雄や成功者は
睡眠時間が短いほど、かっこいいなんて
思われる風潮がありますよね。

でも、むやみに睡眠時間を削ると
「不眠症」になってきたり、体を壊すこともあるし、
若い時は少々無理しても大丈夫ですが
ある一定の年齢を超えると、
「睡眠力」が必要になってくるのだそうです。

時間管理術や仕事術の本がはびこる世の中ですが、
最大のエネルギーを出して、働くためには
まずは「睡眠力」を大切にしないと!というところですね。

そして、睡眠サイクルは、夢を見ている「レム催眠」と
ほとんど夢を見ない「ノンレム睡眠」がセットになり
約90分周期で4階から6回繰り返されて、目覚めるそうです。

だから、90分の倍数で寝ると、スッキリ目覚めることができ、
効率の良い睡眠をとることができるのだそうです。

だから、6時間とか7時間半寝るのが最適なのですが、
でも、それだと、たくさんの仕事を抱え、なおかつ
余暇を使って勉強したいというような人には
1日が24時間だと、足りなくなってしまいますよね!

そんな忙しい人のために、遠藤先生が推奨される方法は
月曜日から金曜日までのウィークディの5日間は4時間半、
土曜、日曜のどちらかで7時間半、

そして、また、土曜、日曜のどちらかで6時間
こういう眠り方にすれば、4時間半でも熟睡でき、
仕事のパフォーマンスも落ちないエネルギーが
保てるのだそうです。

しかし、毎日、4時間半ですっきり起きて
快適に仕事をするためには、睡眠の質というものを
よくしなければなりません。

睡眠も量より質なのですね!

その質の高め方はいろいろこの本に詳しく書いてあるので
是非、本を読んで頂きたいのですが、
体温の調節の仕方など、興味深いことがいろいろ書いてあります。

私がこの本を買って、早速やっていることは
夕飯にキムチを食べるようにしています!

寝る前に体温を上げるといいそうですが、
その体温を上げる方法として、「食事」「運動」「入浴」が
大事で、「食事」は夕食に鍋などの温かいもの、
キムチ、唐辛子など、カプサイシンを含むものを
食べるといいらしいんです。

でも、ひとり暮らしなので、さすがに鍋を食べるのは
難しいですが、キムチならお手軽♪

豚キムチやキムチチャーハンにしてもいいし、
おかずとしても、結構、ごはんがすすんで
食費の倹約にもなって、一石二鳥♪

そして、夜、温かい飲み物が欲しくなったら
コーヒーや緑茶をやめて、ホットミルクを飲むようになりました。

ちょっとしたことですが、結構、寝つきはよくなりました。

他にも「寝だめはほんとに有効なのか?」
「朝の太陽の光は、何時までに浴びればいいのか?」
「夜勤がある人のための効果的な睡眠法」など
睡眠に関してのあらゆる疑問に専門家の遠藤先生が
答えてくれています。

そして、私が興味を持ったものは、「スリープトラッカー」
http://www.sleeptracker.jp/

腕時計タイプの目覚まし時計で、浅い眠りの時に
起こしてくれるので、無理なく起きれて快適なんだとか。

マツジュンも使っているらしいです~。
ちょっと目覚まし時計にしてはお高いですが…

朝、もう何にもいらないから、とにかく
寝かせてほしいという時なんかありますよね。

そんな時は深い眠りのサイクルの時に
無理やり起きているのでしょうね~。

そういうことを考えると、毎日、快適に過ごせるのなら
逆に安くつくかもしれません。

私の周りにこれを使っている人がいないので
ツイッターとかで、使っている人に聞いてみようかな?

他にもいろいろ睡眠を快適にする道具や
睡眠の質を高める方法がこの本にはたくさん描かれています。

そして、ストレスも睡眠の質を悪くする原因の大きなものですから
ストレスを感じないようにすることも大切だと思います。

カーネギーの『道は開ける 』に、眠れないことを
あまり気にしすぎるのはよくないということも書いてありましたが
睡眠の本などを読んで、過度に
睡眠に神経質になることも、逆によくないことではないかと思います。

私は6時間睡眠ですが、人によっては、7時間以上
寝ないと…という人もいるし、8時間という人もいます。

逆に4時間半や5時間でも平気という人もいます。
自分にとって、どれぐらい眠ったら
調子がいいのか…ということを知っておくことも必要だと思います。

あと、逆に寝過ぎてしまう自分を過度に責めないこと。

時間を大切にしようと思うことは大切ですが
そのことにとらわれ過ぎると、かえって起きている時間に
快適に過ごせなくなってしまうものです。

つまり寝過ぎた後に、寝過ぎたことをずっと気にして
起きているより、「ま、いいや」と気にしないで
明るく過ごしている方が、時間は効率よく使えるものです。

だから、寝過ぎた時は、今日は、これぐらい睡眠時間が
必要なほど、疲れていたんだなと思って、
大らかにしておいた方がいいと思います。

お金の節約もあまりにこだわると、逆にある日、
衝動買いしたくなったりしますよね。

時間もそうだと思います。
あまりこだわりすぎると、かえって、
神経が安らがないで、効率が悪くなるだけなので
あまり睡眠時間を気にしすぎるより、
いかに自分にストレスを与えないようにするかに
気をつけた方がいいですね。

あと、やはり、人間は強制力がないと、
なかなか早く起きれないものです。

お休みの日でも、朝寝はしない方がいいとわかっていても
つい、ゆっくりしたくなりますよね。

だから、お休みの日でも無理なく早く起きるために
週末は朝食会や勉強会に参加したり、
朝一番の映画を見に行ったり、友達と早い待ち合わせをしたりして、
夜に早く戻ってきてゆっくりするという習慣を
つけてみるのもいいと思います。

そして、それも、自分が無理なく、楽しく
やれるようにするのが1番です。

私たちが生まれてきたのは、早起きして、時間を効率よく
過ごすためではなくて、その効率よく活動して
浮かした時間で、何をするか、なんですよね。

自分のしたいことを満足いくようにやるためには
睡眠時間以外にも削れる時間はないか考えてみるのもいいし。
今、やっていることのスピードを速くすれば
より時間を有効に使うことができます。

例えば、私はパソコンで文章を打つのは結構、速いのですが、
これは、キーボードをたたくのが速いというよりは
頭の中にある考えを、言葉に変換するのが速いという気がします。

だから、普段から本を読んで語彙を多くしたり、
映画やドラマを観た時も、自分はどんな考えを持ったか
常に考える習慣をつけていることが役に立っているのだと思います。

そうやって考えると、睡眠時間を削るイコール人生の時間が
増えるというのではなく、好きなことをやって学んでおくことが
人生の時間を増やすということもあります。

無理なく快適に生きるためには、自分は睡眠時間を
どのように工夫すればいいのか、時間を有効に使うためには
あとどんなことを工夫すればいいのか、
自分は何が速くて何が遅いのだろう…

そして、もっと速くすれば、自分はどのように
生活を楽しめるだろうか?
そういうことを、じっくり考えてみるのも大事ですね!

この本、質のいい睡眠を取りたい方、
忙しくていつも時間がない方には、オススメです!

興味のある方は、是非、読んでみてくださいね(^O^)/

それでは、快適な睡眠時間を楽しんで
いいことパラダイスな毎日を送っていきましょう!!


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