隠居届けに関しての質問

【質問】

いんきょ届?
先月親の葬儀がありました。そこで家の除籍謄本を見て見ました。

ふと気がついたのですが、ご先祖さんの戸籍欄中に・・・、
「大正13年4月○○日・・・隠居届済」
と言う記載がありました。
隠居届とはどういう手続きでしょうか?
また「いんきょする」と言うことはどういうことなんでしょうか?宜しくお願いします。

【回答①】

隠居届、なる言葉を初めて知り、興味を覚えたのでちょっと調べてみると…

広辞苑には「隠居」の意味に「戸主が自己の自由意志によってその家督相続人に家督を継承させて戸主権を放棄し、家族の一員となること。中世の武家法以来の伝統を受け継いだ制度であるが、昭和22年廃止」とありました。
つまり、大正13年には、まだ「隠居」が制度として残っていた事になります。
ご先祖の戸籍にも、そういうことが書かれていたのでは、と推察しましたが、如何でしょうか?



【回答②】

いんきょは、大日本帝国時代の戸籍制度下での用語です。
当時の一家の主(=戸主)には、家族や家産に対して大きな権利義務を持つ家長という"身分"が法的に認めていました。
戸主の生前に、この身分や財産を相続者に継承させ、自らは一介の家族になることが隠居です。


隠居に関してはさまざまな質問があります。

色んな書籍も販売しておりますので

それで調べるのも良いかもしれません。


隠居にオススメな国などもいろいろとありますので

調べるのも良いと思いますよ。