放屁 | ザクロえびのケセラセラ

ザクロえびのケセラセラ

ベトナムで三年間日本語教師従事後帰国、
2017年に20歳離れた年上の日本人の旦那様と結婚し、
ドタバタ結婚生活が始まる。
心の成長を目指す ザクえび の徒然日記。

最近おしりの穴がゆるい。

我慢しようと思っていても自然に出てしまう。

もしかして、我慢しようと思っていないのかもしれない。 


家で一人であれば思い切りしようが

何しようが気にする事はないが、

外で歩きながら出てしまった時は自分でも驚いた。

後ろに人の気配があったときは、

今更ながら尻も緊張する。

後を振り向けが自分が犯人であること認めてしまうので、絶対に振り向かず、

後の人にはどうかどこかで車のクラクションが鳴ったと思って欲しいと願いつつ、

知らぬ顔で早歩きで去っていくしかない。


そして、私の夫はとてもおならに厳しい。


私は幼い頃からオナラは笑いの一つだと教えられて育ってきた。

小学生の頃、

家族でオナラをする度に大笑い。

くさい、くさいと騒ぐ。

特に父はラッパがはさまっているの

かというぐらい特段に大きい音を出した。

母も兄も私も競うようにプープーしてた。


そして、こんな我が家でも、

あまりにも人前でオナラするのははしたないということになり、

家族会議で、今度から人前でオナラしたら

「大人500円、子供100円」の罰金をとることになった。

私は母から紫色のお菓子の箱をもらって、

金額をペンで書きこんだ。

これなら安易にオナラをしなくなるだろうと思われた。

しかし、甘かった。

最初はもよおしたら、急いでトイレへ行っていたが、

だんだん、「本当に突然出てしまった」等と懇願したり、

ついには、人のせいにしだし、

仲裁人(主に兄と私)が家族全員の尻を嗅ぎ犯人を探すということになった。

しまいに私は嗅ぐのは嫌だと泣き、

犯人は野放しになるしまつ。

地獄のような、オナラ無法地国家になってしまった。


そのうち、箱はパンパンになり、

そのお金で家族で外食した気がする。

今思うと本当にバカバカしい。


そんなオナラに寛容な家で育った私なので、

結婚当初、夫の前でオナラをプーとして、

「てへっ」と笑っていたが、

夫の顔は真面目だった。

「人前でオナラをしたら『失礼しました』じゃないの?」

ガーンと衝撃を受けた。


夫曰く、オナラは自然現象だから仕方がない。

しかし、オナラは臭い。臭いは迷惑。


となるらしい。


確かにそうだ。

私は、「失礼しました」なんて、とても素敵な大人のマナーだと思い、次にオナラをしたときはぜひ使ってみようと心に決めた。



そして、今では

ぶーちゃん(3歳)が、

二人きりで気を抜いてオナラをする私に、

「ママ?しつれいしました?」とどこにいても言ってくる、

立派な監視役になった。