よだれが滴るライチ。 | ザクロえびのケセラセラ

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ベトナムで三年間日本語教師従事後帰国、
2017年に20歳離れた年上の日本人の旦那様と結婚し、
ドタバタ結婚生活が始まる。
心の成長を目指す ザクえび の徒然日記。

日本語5級のクラスで、学生に
「ベトナムで一番暑いのは何月ですか」と聞くと、
「6月です」と答えます。

夜中に絶えずフラッシュ雷雨、
昼間の強烈な日差し、午後にまた雨。これが、ベトナムの植物をぐんぐん育て、
瑞々しい果物を作るのか

と、身体中にまとわりつく熱い湿気を感じなから出勤しています。

「バーキンせんせー。これを食べてください」
早朝、同僚のベトナム人先生が学校に持ってきたのは、
枝つきのライチ。
ここハイヅオンの特産物です。

唐の時代の書物に「ライチは枝から穫ると1日で色が変わり、2日で香りが変わり、3日で味が変わり、4日で色も香りも消えてしまう。」と記されているくらい傷みやすい果物なんだそうです。

そして、私の大好物。
というのも、
日本ではファミリーレストランのデザートで出てくるような冷凍ライチしか見たことがなく、
初めて食べた新鮮なライチは、本当にライチか疑ったほど。
ライチ様をいただけるだけで、ベトナムに来た甲斐があるとでも言うもんです。
ですが、旬は5月末からたった1ヶ月だけ…。
あと二週間なのです。
まるで日本の桜のように名残りおしい。
毎日毎日、味を確かめながら、ちゅるん、ちゅるんと透き通った、果実を頬張り、甘いしたたる果汁に手が止まりません。
「あ、バーキン!食べ過ぎ!体が熱くなるよ!」
「熱くなる?」
体が熱くなるって、代謝がよくなるならいいんじゃない?
「食べ過ぎは、のぼせちゃうよ!吹き出物が出来るし!」
どうも、本当にライチ病というのがあるみたいです。
でも、もう、来年の5月までお目にかかれないなら、吹き出物ぐらいなにさ!
そう言い放ち、
私はふとおでこにできたニキビを触りました。
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透明感。
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赤い。
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時々、尺取り虫もいます。