お隣の国、
韓国では先生を褒めるという。
テストの解答用紙に、
先生はいつもきれいですとか、美しいとか、
私の能力は低いので考慮してください
とか、
さすが成績重視の国と思ったことがある。
ベトナムでは解答用紙に書かないまでも、同じく先生をよく褒める。
休み時間に学生に会うと、
「先生、きれいですね。」
授業中に、
先生、かわいいです。
センスがいいです。
目がきれいです。
色が白いです。
声がいいです。
形容詞の会話練習で、
ー ○○先生はどんな人ですか?
ー 足が長くて、親切で、熱心で、ハンサムな人です!
学生達は、
語彙が少ないからだけど、
覚えたての、ほめ言葉を
連ねてくれる。
学校にかぎらず、
町の店のおじさんたちも、
「Nguoi Dep(美人さん)。何を注文する?」
「こんにちは。Nguoi Dep!」
というように、Nguoi Dep グオイ リャップ:美人 という言葉が飛び交う。
褒められることの少ない日本で、
きっとどこかで私を受け入れてくれる国があるはずだ。
という想いを密かに抱き、
世界にでた。
遠い地中海まで行かなくても、
アジアで女性を褒めてくれる国あり!
(韓国も結婚するまでロマンティックだと聞いたことがあるけど。調査中。)
富士山だって、数億人の人からきれいきれいと言われているから、
あんなに美しいんだとラジオで聞いたことがある。
私は『ブスブスいってたらブスになる説』の信奉者だ。
言葉には言霊があるのだ。
裏でいろいろ言われてようとも、
お世辞だとわかっていても、
悪い気はしないのである。
日本人の男性も少しは見習うべきだ。
そうしたら、
人間関係も、
人生ももっと明るくなるはずだ。
ところで、「きれいですね。」と言われたら、なんと答えるか。
日本人なら、
「いえ。いえ。そんな…。」
と謙遜するだろう。
ベトナム式では、
「どうもありがとうね。」と言う。
なんてスマート。
かっこいいではないか。
最近では、私も「どうも~!」なんていって、いい気になっているのだ。
(※ベトナム人も、人によってはもちろん謙遜するけれど。本心はどうだろう。自分撮り大好きですから。)
ベトナムのキュートな女子達。