電線ぶらぶら。 | ザクロえびのケセラセラ

ザクロえびのケセラセラ

ベトナムで三年間日本語教師従事後帰国、
2017年に20歳離れた年上の日本人の旦那様と結婚し、
ドタバタ結婚生活が始まる。
心の成長を目指す ザクえび の徒然日記。

{110B16D5-3C0C-454E-A772-9B3E5F72AA52:01}

ベトナムの空を眺めると、電線が沢山あることに気づく。

どれがどこの線かとたどってみると、電柱でまっくろになって、こっちもこんがらがってくる。
その理由は、電線をひいた後、余った電線をぐるぐるに巻いて、そのままにして置くから、らしい。
また、手が届きそうなほど近い電線や、
切れた線が垂れていたりもする。
頭に当たって、感電したりしないのだろうか。
仕上げがちょっと…。。。のベトナムだからなぁ。
{C3D9D576-4ED3-4CF5-9087-D86E41579EC4:01}

{34270313-6552-4D07-AEFD-C95494C83328:01}


 先日、わたしのうちのシャワーが壊れてお湯がでなくなり、
すぐに修理の人に来てもらった。

ピンポーン。
「こんにちは~。」
太った男と細い男が門の前にたっている。親分と、弟子のようだ。
玄関の扉にかかっている鍵を三つ開け、シャワー室へ案内した。
シャワー室にあるわたしの洗濯物(手洗い)を見つけると、
「洗濯中?いいにおいだね~。」
と弟子が話しかけてくる。
「おねえさんたち、可愛いね。写真とっていい?」とわたしとヒグチさんの写真を勝手に撮り「いいね~!」と満面の笑み。

「ははは。暑いですね。扇風機、用意しましょうか。」とわたし。
「いいや。かまわんよ。」大きい体の親分が脚立に登り作業がはじまった。

5分後。

「これは、あれだなぁ。ショートしてしまってるなぁ。」
親分がわたしに向かって鼻をつまみ、焦げ臭いというジェスチャーをした。
「そうですか。。。直りますか。」
「大丈夫。」弟子が道具を親分に渡し、親分はかちゃかちゃと手を動かす。
そのうち、弟子はタバコを吸い出す。
おいおい。パシャリとわたしはその様子を写真に撮る。
勝手に撮られようとも、勝手に撮る彼には関係ないようだ。

親分が大汗をかいて脚立からおりてきた。
「よぉし、付けてみよう。」
お湯をONにすると、湯気が上がった。
(おぉ、直った~!)
「ありがとうね~。」
「バイバイ。お姉ちゃん達!」

ニコニコしている二人組を見送って、シャワー室に戻ると、

そこには、あるある。

脚立、ネジ、針金、それにタバコのゴミがそのまま残されていた。

彼らにとっては、直すのが仕事であるから、仕事は完璧。その後の後片付けは関係ない。

彼らはサービスが商売になることをきっと、まだ知らないだけなのである。

{8FA1CC9F-E667-4F87-BF2A-0A7846F78EBF:01}

{A5B9030E-6583-4488-ADC4-0AD50EB76199:01}
くわえタバコの弟子。