手元にあるiPhoneの天気を見てみる。
本日、38度、湿度60%、熱指数47度。快晴。
はて、「熱指数」とはなんぞや。グーグルで検索してみる。
熱指数(Heat Index)とは、湿度を考慮して、蒸し暑さ(皮膚からの蒸散のしにくさ)を表現する体感温度。これが41℃になると熱中症の危険値。
危険値を超えた今日この頃、私たちは冷たいものを求めはじめた。
ベトナム人の先生達もアイスクリームが大好きだ。
ベトナムで一番種類が人気の味は、ココナッツミルク、チョコレート、
それから、青豆、紫芋、いちご、スイカ、そして、ドリアン味。
冷房のない事務所内はアイスクリームの溶け方が尋常なく早い。
「よし!みんなでアイスクリームを食べよう。」
エグザエル・ユタの提案で、わたしとユタはアイスを買いに外へ出た。
ジリジリジリジリ、これが日本の五倍の強さの紫外線か。
麦わら帽子の中で汗がにじみ出てくる。
「おばちゃん、アイスちょうだい。」薄暗い店に入って、少しほっとする。店内を見渡しわたしが言った。
「はいよ。いくつほしい。」奥から、団扇を持っておばちゃんが出て来た。
「うんと。ユタ、いくつ?」アイスボックスを開けて、種類に悩むわたし。
「そうだね~。よし!かまわん!全部入れてしまえ!」と、ユタが吠えた。
「全部?!よ、よし、おばちゃん、これとこれとこれと、これ…下さい!」
「たくさんね~。」おばちゃんが苦笑しながら数え始めた。
全部で45万d(2300円)。
個数、73個。
「こんなに買って来たの~!?も~!?」
非難の声も聞こえつつも
わたし達は戦利品を急いで学校の冷凍庫につめはじめた。
ところが、
その午後、
大汗をかきながら朗らかに会長が事務所にやって来た。
その午後、
大汗をかきながら朗らかに会長が事務所にやって来た。
「みなさん。食べてね~!」
机の上に置かれたのは、大きなアイスクリーム。
「わぁ!ありがとうございます!」と先生達。
さて、どこにしまおう。。。
さて、どこにしまおう。。。