ブログ始めました。

 

脚本家志望のアラサー(男)ですが、しばらく脚本の公募がないので

NetflixやPrime videoの映画の脚本の構成分解をしていきたいなと思います。

 

基本的にブレイクスナイダー著の『Save the cat の法則』にある、

ブレイクスナイダービートシート(Blake Snyder Beat Sheet -以下 BS2)に依拠しております。

 

BS2はハリウッド映画脚本を15のビート(=脚本上の小さいまとまり)に分け、

脚本を書き易く、問題点を見え易くしてくれる便利ツールです。

以下、BS2を簡単にまとめてみました。()かっこ内は目安のページ数です。

 

<オープニングイメージ> (1)

<テーマの提示>(5)

<セットアップ>(1~10)

<きっかけ>(12)

<悩みの時>(12~25)

<第一ターニングポイント>(25)

<サブプロット>(30~55)

<お楽しみ>(30~55)

<ミッドポイント>(55)

<迫りくる悪い奴ら>(55~75)

<すべてを失って>(75)

<心の黒闇>(75~85)

<第二ターニングポイント>(85)

<フィナーレ>(85~110)

<ファイナルイメージ>(110)

 

以下、もう少し詳しく説明します。(※私見込み)

 

 

<オープニングイメージ> (1)

   その名の通りオープニングイメージ。

 

<テーマの提示>(5)

   その物語のテーマを示唆する場面。

   脇役とかお婆ちゃんが「大事なのは愛だよ」とか言ったりするアレです。

   でもこの時点では主人 公はまじめに受け取りません。

 

<セットアップ>(1~10)

   主人公がどういう人物で、どんな場所で、何を欲しているのか、

   そして何がそれを邪魔してるのかを冒頭から10分で説明します。

 

<きっかけ>(12)

   主人公が別世界へ突入する『きっかけ』となる出来事です。

   女の子に恋をしたり、たまたま事件に巻き込まれたり。偶然でもOK。

 

<悩みの時>(12~25)

   別世界に行くか行かないか、このまま暮らすか逃げ出すか、主人公が迷ったりします。

 

<第一ターニングポイント>(25)

   主人公が別世界に自分の意志で飛び込んだり、留まったりします。

   スラムダンクだと桜木がヤンキーの股間を蹴り飛ばしてバスケ部に戻るアレですね。

 

<サブプロット>(30~55)

   Bストーリーとも呼ばれるこのビートはミッドポイントまでの間にお楽しみと交互に配置されます。

   ちょっと逸れてAストーリーとBストーリーの話をします。

   Aストーリーは海賊王になる事、Bストーリーは仲間との絆。

   Aストーリーが話のメインですが、本当に大切なのはBストーリーの方です。

   なのでここではヒロインの話とか、家族の話とか、

   主人公にとって『必要なもの』の話になります。

   敵についてもここで語られることが多いです。

 

<お楽しみ>(30~55)

   予告編で「面白そうだな」と思った場面が来るビートです。

   「君の名は」だったら入れ替わりすれ違いしてるでしょうし、

   少林サッカーだったらシャウシンチーが壁当てしましたね。

   設定を最大限活かすのはココです。ムズイ。

 

<ミッドポイント>(55)

   主人公が当初の目的を達成する場面です。

   はじめて敵を倒す。計画していた強盗を成功させる。主人公の能力が覚醒する。

   主人公たちはノリノリで、このまま行けばラクショーくらいに思ってるかもしれません。

   でもここが地獄の入口で、ラスボスが主人公の存在に気付きます。

   この場面は「かりそめの勝利」というのがしっくり来ます。

   そして、ここではAストーリーとBストーリーが交差します。

 

<迫りくる悪い奴ら>(55~75)

   ノリノリの主人公が調子に乗ってどんどん進んで行くと、敵が攻勢に転じます。

   原因は敵だけではなく、主人公自身の中にもあります。

   主人公は自分が正しい方向へ進んでいるんだと信じて疑いませんが、

   本当はどんどん間違った方向へ向かっています。

   勝ちたいが余りスタンドプレーをしたり、仲間を役立たずだと切り捨てたり、仲間に裏切られたり。

   そのうちに主人公は追い詰められていきます。

 

<すべてを失って>(75)

   ついに主人公はギリギリまで追い詰められ、敗北します。

   仲間が死んだり、主人公自身が死にかけたりします。

   主人公が信じてきたものや、

   今まで得たものが全部無駄だったと挫けてしまいます。

 

<心の黒闇>(75~85)

   死の気配が漂うこのシーン。

   もはや主人公は最初のシーンより最悪な状態になっています。

   田舎に帰ってみじめな人生を送ったり、

   帰る場所自体が敵の手によってなくなったりします。

   主人公はすべてを手放さなくてはいけなくなります。

 

<第二ターニングポイント>(85)

   すべてを失い、死に触れたところで光明が見えます。

   主人公が物語の冒頭から抱いていた「枷」や「こだわり」を捨て、

   生まれ変わる事が難題を解くヒントになります。

   ここのビートについてはディズニー作品が異常に最高です。

   カールじいさんが家具を捨てる、ラルフがメダルを投げ捨てるとか…。

   主人公は最終進化して、あとは答え合わせです。

 

<フィナーレ>(85~110)

   仲間と再集合して、再度敵に挑みます。

   先ほど答えられなかった問題にも、今度は答えられるはずです。

   主人公は自分のシャドウである、ラスボスと一騎打ちします。

   そして、主人公が持っていた力や、新しい世界で得た力、

   とにかく自分の力で問題を解決します。

 

<ファイナルイメージ>(110)

   その名の通りファイナルイメージです。

   

 

思ったより長くなりました…。

上記のように書いてますが、「それが出来たら苦労しねぇよ」と思ったりもします笑

一応BS2の機能についてはこんなところです。

違くねぇ?というところがありましたら、ご指摘頂けると嬉しいです。