島根県県有林百年誌⑬ | 森林セラピー基地 飯南町ブログ

島根県県有林百年誌⑬

いや~本当に雪がよく降りますね~




もうこれならスノーシューも全然できるなあ♪
ある意味これは恵みの雪だな♪
とプラス思考に考える今日このごろ

さて歴史の県有林百年誌13弾です!


□昭和14年
・本格的伐採はじまる。(四二町才谷)
・林内事務所、長屋完成、建坪65坪、工事費五五一円六○銭。
・軌道第一橋梁竣工。
・ガソリン機関車(フォードV型三八年式八汽筒)による運搬開始。
・潜岩事務所と林内事務所間に私設電話設置。
・伐倒木の下敷となり作業員死亡。
・潜岩事務所に電話設置(来島局二番)
・「県有林軌道民間使用規程」の改正:一㎞につき重さ一○kgごとに一銭。
この年、県の財源ねん出のため増伐される。

□昭和16年
・施業案改訂(昭和一七年~二六年)
・特別会計となる。
・大豪雨、軌道橋梁流出多数。
・機関車運転手、滝本国繁氏退所。

□昭和17年
・ガソリン機関車県土木課に売り払う(六〇〇〇円)
・トロッコ一○台売り払う。

□昭和19年
・太平洋戦争激化のため軍用材として強制伐採を実施。

□昭和20年
・(立木処分)

□昭和21年
・奥地開発幹線林道工事に着手。(初年度五,七七九メートル七○万円。二七年に完成、延長一三,六一二メートル幅員四メートル)

□昭和22年
・林道開設(三,四九八メートル、八五万円)

□昭和23年
・レール売却 三二二,七七○円。
・初のトラック購入(トヨタ四六年式)
・経営計画に基づき初の主伐事業に着手。
・移動製材を開始。
・伐採跡地の造林は水源涵養保安林に指定される。

□昭和26年
・林道開設(二,四三五メートル、四二○万円)

□昭和27年
・大豪雨、林道崩壊、電話施設等流出。被害額六○,五三五,○○○円。
・施業案改正(昭和二八年~三七年)

□昭和28年
・貨物自動車(一九五三年型トヨタ)更新。一,一二八,○○○円。
・林道開設(一,九○○米 八三○万円)これにより、奥地開発幹線林道が完成。

□昭和31年
・林道小田線の一部(一,五五七メートル)を町道に移管。
この年、県の財源ねん出のため増伐される。

□昭和32年
・運材索道設置。
・適地適木調査を実施。
・カラマツを造林。

□昭和33年
・経営案樹立。
・分期を五年とする。
・山登り、相撲大会(青年隊作業員)

□昭和34年
・上井手橋完成(木橋)
・県下初のチェンソー講習会開催。
・集材機(三胴式)購入。

□昭和35年
・事務所改築が決定。このため県有財産処分。(スギ四○・八五立方メートル。ヒノキ八・二一立方メートル)

□昭和36年
・職員用に初めて、メグロオートバイ二五○cc一台購入。
・軌道使用済のレール売却。
・来島県有林事務所として廨(かい)となる。
・金屋子神社の秋季祭典とあわせて開所式を行う。
・潜岩橋改架(永久橋に)
・初めてチェンソー一台を購入。(一四六,五○○円)


と今日はここまでです。


個人的に驚いたのは
「昭和19年太平洋戦争激化のため軍用材として強制伐採を実施」の一文でした。

軍用材・強制伐採という言葉はお恥ずかしながら今まで聞いた事がありませんでした。
戦争の厳しい現実の一つにこのような側面もあった事を改めて知りました。


あと、これは話のネタにいいな♪と感じたのは
「昭和34年県下初のチェンソー講習会開催」でした。
さすが、県有林ですね。

歴史を知るとおもしろい事が多いですね。まだまだ続きますので皆さん宜しくお願いします!



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