Q 海外などでも演奏なさるんですか?ちなみにイギリス住まいです。
A 2001年からドイツのヴュルテンベルクフィルの音楽監督をしていました。
今は首席客演指揮者で、来月も演奏会でドイツです。イギリスは残念ですが予定がありません。
Q 初音ミクのオリジナル曲を是非オーケストラでCD出して欲しいです。若い人が興味を持つと思います。
普通のJ-POPをカバーするよりこういったボーカロイドの方が若い人、一部マニア、
元々クラシック好きな人のジャンル開拓へ、新たな一歩があると思います。
A おもしろいと思います。今日、某レコード会社の社長さんにお会いするので提案してみます。
Q こんばんは。僕は高校の吹奏楽部でTubaを担当させてもらっています。
質問なのですが、今までたくさんの作品を指揮してきたと思いますが1番体力的にも
技術的にも辛かった作品はなんでしょうか?
応援しています。これからもがんばってください!
A 数年前、東京交響楽団で日本初演をした、ヘンツェ作曲のオペラ『ルプパ』です。
これは、指揮者人生の中で本当に全ての意味において大変でした。
Q 飯森さんは暖かいのと寒いのはどちらが得意ですか?
A 僕は暑いのがだめなんです。基礎体温が36度6~7分と高いので(笑)。
ちなみに、寒いのは比較的平気でマイナス20度くらいまでは耐えられます(笑)。
Q 大阪市音楽団と華麗なる舞曲を何回か演奏されてますが本当に大好きな演奏です。
あの演奏のの指揮の最中はどんなことを考えたりされていたんですか
A いかに疾風怒濤の様な演奏をするか。もしくは大阪市音楽団の皆さんがどこまでが限界なのか。
それに挑戦していました。市音の皆さん、本当に凄かったですね!!
今年は定期公演を指揮させて頂く予定です。
Q 初めまして!!岩田と申します。今学生オケでクラリネットを吹いております。
今度定期演奏会でチャイ6のソロを吹きます。これが人生初のソロです。
そこで質問なのですが指揮者から見てソリストはどうあるべきですか?
私は吹くからにはある程度曲のイメージをもってそれを表現するために堂々を
演奏することを心がけているのですが自分で曲のイメージを持ちすぎることは指揮者の
イメージする音楽の邪魔になるのでしょうか?
A 先ずはイメージを持つことが大事です。あなたのなさっている事は正しいと思います。
そして指揮者の言われた通りにやれば良いのかと言うとそうではなさそうです。
勉強でもそうだと思いすが、予習をしていって、学校で授業を受けるのとそうで無いのとでは、
体や頭に入るスピードが違うと思いますが、それと同じ事が音楽でもいえると思います。
もし指揮者との解釈が異なったら徹底的に話し合って下さい。
そこで拒絶したり、自分の意見が言えないような指揮者はどうなのでしょうか(笑???)
Q 音楽を作る際に大事なことはなんですか?
A 心です!先ずはそれです。後は勿論、音楽を表現したい楽器、声楽だったら歌う技術を高める事。
そして楽曲の分析や歴史を知ること。そうすると自然に気持ちがわき出てくると思いますよ。
Q 私は中1から吹奏楽部でバスクラリネットをやっている高1です!
このごろ、バスクラリネットの存在意味が分からなくなってきました・・・。
オーケストラでもバスクラは必要ですよね!?
そして、指揮者やってると、バスクラの音って聞こえますか?
是非教えてほしいです。自信持って吹いたほうがいいですね?
A バスクラリネット、大事ですよ!!指揮していて勿論聞こえています。
人の性格は色々です。表に出ていたい人、縁の下の力持ちが合っている人などそれぞれです。
もしあなたがクラリネットでソロを吹いている方が幸せを感じるのであればもしかしたら、
バスクラがあっていないのかもしれません。
ただ、低い音で自分のソロを支えてくれている人の気持ちを知る上と言うことを考えると、
バスクラの経験は絶対役立つと思いますよ。
将来、クラリネットのソロをばりばり演奏する上で!頑張って下さいね…
Q まだまだいろんな面で未熟ですが、指揮者になるのが夢です。
覚えておくべき心構えとかあったら教えてください!
A 色々なことに興味、関心を持つこと、それから徹底的にピアノを練習して下さい。
指揮者になるためには先ずはそれを頑張って下さい。
Q 私は吹奏楽をやっている高校生です。
飯森先生には、昨年度の県高等学校文化連盟の指揮法講習会でお世話になりました。
先日、指揮者としての初舞台を終えましたが、先生からお教えいただいた経験が非常に役立っています。
さて、大阪市音の「ウィークエンド・イン・ニューヨーク」や「華麗なる舞曲」は、好きでいつも聴いています。
これからも管弦楽とともに吹奏楽でも、様々な作品を指揮していただきたいと思います。
ローマ三部作、楽しみにしています!
A どちらの高校でしたか?お役に立てて嬉しいです。ローマの三部作、如何でしたか?頑張って下さいね!
Q こんばんわ!私は5年間吹奏楽でクラリネットをしています。
そこで!飯森さんに質問なのですが、パートとしてスキルを上げるにはどうすればいいですか?
A みんながある程度同じ目標、方向性を持たないとなかなか団体としてのスキルは上がらないと思います。
たとえば、先生が魅力的だとなんかその授業が好きになったりしませんか?
リーダーが魅力的だと良いかもしれませんね。また、お互いに悪いところも良いところを認め合って
悪い点をつつかれても謙虚に受け入れる事ができ、良い点を伸ばしあえる様な広い心を持つことも必要ですね。
Q 某テレビ局の企画で指揮者が倒れる曲を指揮しましたよね?
そしてその曲を日本で唯一指揮した人と聞いています、
あれって倒れこむときなどにどのような心情が入っているのでしょうか?
その演技力がドラマや映画にも行かせたりしたのでしょうか?ぜひ聞きたいところです。
A あのカーゲル作曲の『フィナーレ』という作品ですが、
正直、あまり趣味の良い作品とは思っていません(苦笑)
でも、あまりにもインパクトが強くて話題になってしまったのですが、
あの初演には凄いエピソードがあるんですよ。
初演の2001年の2月、演奏会の1週間前、神奈川に住んでいた大好きだった母が闘病の末、
若くして亡くなってしまったんです。
僕を待っていてくれたかのように、毎日看病に来ていた家族、親族は間に合わず、
僕だけが看取ったんです。
母は常日頃、『お客様が待っているんだから、何があっても先ずは演奏会を優先しなさいね』
と言っていました。それが現実となってしまい、葬儀や火葬に立ち会うこと無く、
亡くなった次の日に初演の練習の為に大阪に向かいました。
そんな状況の中でのあの曲の初演ですから、なんか複雑な気持ち過ぎて良くわかりませんでした(笑)
でも、結果的に母が僕の演技を手助けしてくれたんだと思います。
Q 山形交響楽団の東京公演を毎年楽しみにしています。今年も行きます
A ありがとうございます!
今年は、チャイコフスキーコンクールグランプリの若手ピアニスト、
トリフォノフ氏とチャイコフスキーのピアノ協奏曲もあります。お楽しみに・・・
Q クラシックの懐の広さをとても感じた放送ありがとうございます。
飯森さんをはじめ、皆さんはクラシックの他にはどのような楽曲がお好きですか?
できればiPodに入ってる具体的な曲名など教えてもらえれば、人となりがわかってワクワクします。
よろしくお願いいたします。
A 残念ながらiPodにはクラシックしか入っていないんです。
基本的に音楽はあまり聴かないんです。普段仕事で聴いていますから(笑)
でも、CDではスティービー・ワンダーとか好きですよ!
Q 飯森範親さんへ2年前のヤナーチェクのブロウチェク氏の月への旅がすごく良かったです。
またオペラをやってほしいです。
A そうですね!あれは楽しかったですね。オペラ、またやってみたいと思っています。
Q こんばんは。私はオーボエを10年ほどやっておりますが、未だに子供っぽい演奏、音色だと言われます。
アダルトな演奏をするにはどうすればいいでしょうか。
A イメージ、ではないでしょうか?色々な演奏家の演奏を聴いて、
好きだと感じた方の演奏をまねされて練習されるとか・・・
是非、自分の演奏、練習を録音して聴き返し、練習してみて下さい。効果あるはずですが・・・
頑張って下さい。
Q 楽器全部を演奏できないと指揮者になれなかったりするのでしょうか?
A そんなことはありませんが、ある程度音階ぐらいはできた方が良いかもしれませんね。
楽器の知識が無いと、奏法での音色の変化を求めることが難しいかもしれません。
Q 飯森さん、こんにちは!ニコ生ご出演、とても嬉しいです!みっくみく、楽しみにしています。
7日の演奏会も、期待しています。 (モーツァルト誕生日が同じ男より)
A 1月27日生まれですか?もう少しですね(笑)
みくみくにしてあげる、如何でしたでしょうか?切なく編曲してみましたが(笑)
Q 飯森先生、樋口さん、明けましておめでとうございます♪(o・ω・)ノ))♪
飯森先生のブログをいつも楽しく拝見しております。
先月、飯森先生が富山にいらっしゃった際に立ち寄られた美術館を教えて頂けないでしょうか。
興味があります!演奏会のご成功をお祈りしております。
A 忘れてしまいました。が、あれほど立派で大きい美術館ですからすぐにおわかりになると思います。
印象派の絵画も所蔵されてますし、コンテンポラリーも多数。素晴らしい美術館でした。
お役に立てず、ごめんなさい。
Q これからクラシックを聞こうと思ってる人におススメの曲って何かありますか?
作曲家や曲名で答えていただけるとありがたいです
A ちなみに、僕は小さい頃と言っても4~5歳の頃ですが、
ビゼーのアルルの女第2組曲が好きだったようです。
また、チャイコフスキーのピアノ協奏曲に衝撃を受けて4歳頃からピアノを習い始めました。
10歳の頃、ラヴェルの『ボレロ』を聴いて指揮者になりたいと思い始めました。
たぶん、このあたりの曲が僕に大きなインパクトを与えたのだと思います。聴いてみて下さいね!
Q 指揮をしていないときは、何をして過ごしているんですか?
A 勉強しているか、趣味で遊んでいます。勉強というのは本を読むことと、楽譜を読むことです。
趣味はたくさんあって、Nゲージでジオラマ制作、日本画を書くこと、つり、ジョギング、フィットネス、料理、
とにかく色々な事をしてますよ(笑)
Q どうしたら指揮者になれるんですか?たかし
A 難しい質問です。音楽大学で指揮科を卒業したからと言ってなれるわけでもないですし・・・
ちなみに僕が卒業した桐朋学園大学音楽学部は一学年、音楽科の学生が200名ほどで、
指揮科の学生は僕一人でした。3年生に指揮科の先輩が一人だけで、
僕が卒業した後は10年間指揮科入学者0だったようです。
こんな科なんです。他に指揮科がある大学は東京芸大、東京音楽大学、などがありますが、
先ずはそこに入学されることを頑張られたら如何でしょうか?