Slow goodbyeこういう短編集や恋愛小説は、全然読んでこなかった。壮大な作品世界や、難解な文章、とっつきにくい古典と格闘するのが読書(=教養)よ、ってな親の価値観を正しいとして。そんな読書はトーゼン重い。んで、なんとなぁく遠ざかっていた。風のそよぎや気分のひとゆらぎだけを、淡く心に残す、そんな読書の魅力。